2017-03-11 10:27

氷河期の記憶

先日、岡山産のバナナとパパイヤの話を聞いた。
以前にも書いたが、私の友人が大井埠頭の保税地区に勤務しており、バナナを運んでくる船と交信して、
港に着く時間を確かめ、到着した青いバナナを倉庫に運ぶ手配をしていましたので、
バナナについては、ある程度は詳しいのです。
ついでに言うと、この友人は大学なんて出てないです。英会話学校にも言ってないです。
仕事で毎日、英語を使えば、どんどん上達するのです。
今の中学・高校の英語で充分です。

岡山バナナの話はたっぷり聞いたにですが、面倒なので山陽新聞の記事を転載します。
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バナナといえばフィリピン産などが日本人にはなじみが深いが、そのバナナに感染する「新パナマ病」が東南アジアなどで大流行の兆しを見せている。世界の業界団体が主催する国際バナナ会議では「このまま放置すると東南アジア、南米を含む全世界のバナナの約9割が死滅する」と警告を発している。そこでにわかに注目を集めているのが岡山県内で国産バナナの生産に取り組んでいるヤマモト(新見市)社長の山本耕祐さん(56)。
山本さんはこれまで国内産バナナの栽培の北限が鹿児島県という定説をひっくり返し、
無農薬で糖度が高い国産バナナの試験栽培に成功、今年から東京のデパートや高級果物店に本格出荷する。
岡山県が将来、国産バナナの主産地になる可能性もあり、市場関係者の関心を一手に集めている。(おかやま財界)

―世界で新パナマ病が猛威を振るっている。国内への汚染拡大が心配ですね。

現在、東南アジアで被害に遭っているバナナはキャベンディッシュという品種。
世界のバナナの大部分がこの品種だが、甘くて種がなく収穫量が多いのが特徴。
何より日持ちが良いため輸出向けの最適品種として世界に普及したいきさつがある。
単一品種は病害虫が発生すれば一気に拡大する危険性を絶えずはらんでいる。40~50年前にパナマ病で絶滅寸前に陥ったのはグロスミシェルという品種で、当時は単一品種として世界を席巻していた。
その教訓から品種をキャベンディッシュに転換したわけだが、やはり品種が単一的に集中して今回の結果を招いたのでは。

 ―岡山で生産するバナナは大丈夫?

基本的にはキャベンディッシュではなくグロスミシェルを品種改良した苗を導入している。
従来のバナナ栽培は東南アジア南部や南米など熱帯地方が主産地とされ、日本では沖縄、鹿児島県が北限だと言われていた。それも国内の生産規模はごくわずかなものでしかなかった。
私が導入した苗は台湾と日本の育苗研究機関が共同開発した改良種で、耐寒性があり強風にも対応できる背丈の低い矮性(わいせい)化にも優れている。冬場は加温が必要だが、それまではビニールハウス内での栽培で対応できる。海外から輸入するバナナは完熟前の青い状態で収穫し、追熟させながら送り込まれてくるから、当然に防腐剤を多く使用している。
その点、国内産バナナだと防腐剤を使用する必要もないし、完熟させて糖度が最高にのった時点で出荷できる。


(以下略)
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この記事は新パナマ病との関係で、国産バナナの可能性について書いてあるが、本当に面白い話を書いてない。
バナナは日本で露地栽培できるんですわ。
植物は氷河期を乗り越えて現在まで生き続けている。
それぞれの個体は寒さで枯れたとしても、種子の内部に生命が宿り、氷河期の終焉とともに芽を出す。
その時の温度は今よりもっと寒い。
寒さに耐える力が植物には遺伝子として残っているのです。
長閑に熱帯で生存中のバナナには、その遺伝子は覚醒されてないのです。
でも、セイラームーンも覚醒するが、バナナの種子も覚醒するのです。
氷河期の気温の中に種子を入れる・・・凍るわね。
それを氷河期が終わる頃の気温を追体験させる。
すると氷河期を乗り越えた力が覚醒するのです。

凄いでしょ。
バナナも露地栽培できる秘密はここにある。



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コメント

>仕事で毎日、英語を使えば、どんどん上達するのです。
今の中学・高校の英語で充分です。

 実はワタシの祖父は戦前神戸で麦稈真田の貿易をしていました。 麦稈真田とは麦藁帽に使う麦わらを編んで作った細い紐で、麦作の盛んだった瀬戸内で作り、欧米に輸出するのです。
 
 ところでワタシの祖父は小学校卒でした。

 だから英語は全くできなかったのです。
 しかし祖父だけでなく、当時神戸で欧米相手にこうした雑貨類の輸出入をやっていた小規模貿易商の殆どは小学校を卒業しただけで丁稚奉公に入り、そこで貿易商の仕事を覚えるのです。

 で、今にして不思議なのは、欧米の業者とのやり取りはどうしていたのか?です。
 
 祖父が生きている間に聞いておくべきでした。
  1. 2017-03-11 13:23
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >仕事で毎日、英語を使えば、どんどん上達するのです。
> 今の中学・高校の英語で充分です。
>
>  実はワタシの祖父は戦前神戸で麦稈真田の貿易をしていました。 麦稈真田とは麦藁帽に使う麦わらを編んで作った細い紐で、麦作の盛んだった瀬戸内で作り、欧米に輸出するのです。
>  
>  ところでワタシの祖父は小学校卒でした。
>
>  だから英語は全くできなかったのです。
>  しかし祖父だけでなく、当時神戸で欧米相手にこうした雑貨類の輸出入をやっていた小規模貿易商の殆どは小学校を卒業しただけで丁稚奉公に入り、そこで貿易商の仕事を覚えるのです。
>
>  で、今にして不思議なのは、欧米の業者とのやり取りはどうしていたのか?です。
>  
>  祖父が生きている間に聞いておくべきでした。


おお、お祖父さん神戸の貿易商でしたか。良いですね。
現場レベルで日常的に外人と接している職場はけっこうあるのです。
自動車の解体工場など、外国人が部品を買いに来ているので、いつも、作業員が。欲しいのはドレ。ドレを外すんだ。いくらで買うの?など交渉してます。日本車は右ハンドルですので、旧英国領の国が多くて、ほとんど英語です。
仕事ですから当たり前のように時間は過ぎていきます。

私も海外でヒアリングした内容をレポートしたりして、良くぞここまで聞けたなあと今、思うのですが、日本に居ると殆ど英語は使わないので、最近は街中で外人に話しかけられても、直ぐに言葉が出ません。仕事というのは凄まじいものです。

語学は
  1. 2017-03-12 10:42
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

こんばんは。

自分の父は、小卒、陸軍、戦後いろいろあって某国際港の荷揚げ荷積みをしていました。コンテナ輸送が本格的になる前のことで、石原裕次郎の映画よりは後のことです。たぶん英語は話せませんでしたが、港の信号の種類や荷物の揚げ降ろしを記載した英語だらけの紙を広げて、よく自分に講釈をしていました。
ある日真っ青なバナナ一枝(房ではありません)を持ってきて、炬燵で熟れさせてから食べろと言いました。小さい時分でしたのでどうして持ってきたのか、ほんとに食べたか記憶がありません。ただ、まだバナナが高く繁華街でのバナナのたたき売りを見た時代だったので、バナナと聞くとこのことを思い出します。
  1. 2017-03-13 20:36
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こんばんは。
>
> 自分の父は、小卒、陸軍、戦後いろいろあって某国際港の荷揚げ荷積みをしていました。コンテナ輸送が本格的になる前のことで、石原裕次郎の映画よりは後のことです。たぶん英語は話せませんでしたが、港の信号の種類や荷物の揚げ降ろしを記載した英語だらけの紙を広げて、よく自分に講釈をしていました。
> ある日真っ青なバナナ一枝(房ではありません)を持ってきて、炬燵で熟れさせてから食べろと言いました。小さい時分でしたのでどうして持ってきたのか、ほんとに食べたか記憶がありません。ただ、まだバナナが高く繁華街でのバナナのたたき売りを見た時代だったので、バナナと聞くとこのことを思い出します。

バナナを青いまま採るのは、黄色く熟すと虫が付くからです。
日本には、虫が今のところ居ないので、樹で完熟できるのですね。
バナナもグレープフルーツも船で長い旅した上に、
日本の倉庫で眠らされて、需要に合わせて追い熟させて黄色くしているようです。

日本のバナナの手法を使えば、熱帯のフルーツも全て日本で出来るということになり、
輸入のリスク・・・防腐剤などは克服できるのですね。

バナナが氷河期にあったかは不明ですが、バナナになる前の植物・・・バナナの先祖は氷河期に存在した。
ですからバナナも氷河期の記憶があり、覚醒させれば日本でも栽培できるとは。
この話は、農山漁村文化協会の「現代農業」の最近号に出ています。


  1. 2017-03-13 22:14
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

コメの品種改良の話を読んでると、いつも冷夏に遭遇した時に生き残った数少ない株を増やしていき体感品種を選定したという話を聞きます。かつては冷夏という環境でも生き残った突然変異なのだろと思ってましたが、これはおかしな話で同一のDNAを持ち同じように育成した稲の一部だけがなぜ生き残るのかは疑問でした。

突然変異ならばいきなり冷涼な環境にぶち込んでも発芽しなければおかしいからです。(まあそんなことやる農家はなかったでしょうが)そしてその頻度は少ないし、通常有利には働きません。この話を聞いて納得がいきました。氷河期と言ってもおそらくその開始は突然の気温低下ということじゃあなくて漸進的なものだったはずです。進化論の原則から言っても小規模な遺伝的変異が蓄積し変化する十分な時間はあったのでしょう。そしてそれが温暖化によってその性質は隠れてしまう。しかし遺伝子には残ってるということなのでしょうね。

ということはこの方法はほとんどの熱帯産品に有効ではないかということが言えるんじゃないでしょうか。重要なのは稲や小麦ももともとは温暖な地域の作物です。これの寒冷品種化は案外簡単なのじゃないかということです。

小生CO2による地球温暖化なんてのは全く信じてません。そんな阿呆な戯言よりも太陽活動の低下による寒冷化のほうがよほど怖いと思ってます。生物の遺伝子なんてのはその大部分はガラクタだとも言います。というより何に使われるか全くわかっていないんでしょう。更には遺伝子上には他のウィルス由来のものとかが阿呆みたいにあるらしい。

そんなこと考えると今までとは違ったアプローチによる品種改良の方法はあるのかもしれません。
  1. 2017-03-28 19:51
  2. URL
  3. kazk #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> コメの品種改良の話を読んでると、いつも冷夏に遭遇した時に生き残った数少ない株を増やしていき体感品種を選定したという話を聞きます。かつては冷夏という環境でも生き残った突然変異なのだろと思ってましたが、これはおかしな話で同一のDNAを持ち同じように育成した稲の一部だけがなぜ生き残るのかは疑問でした。
>
> 突然変異ならばいきなり冷涼な環境にぶち込んでも発芽しなければおかしいからです。(まあそんなことやる農家はなかったでしょうが)そしてその頻度は少ないし、通常有利には働きません。この話を聞いて納得がいきました。氷河期と言ってもおそらくその開始は突然の気温低下ということじゃあなくて漸進的なものだったはずです。進化論の原則から言っても小規模な遺伝的変異が蓄積し変化する十分な時間はあったのでしょう。そしてそれが温暖化によってその性質は隠れてしまう。しかし遺伝子には残ってるということなのでしょうね。
>
> ということはこの方法はほとんどの熱帯産品に有効ではないかということが言えるんじゃないでしょうか。重要なのは稲や小麦ももともとは温暖な地域の作物です。これの寒冷品種化は案外簡単なのじゃないかということです。
>
> 小生CO2による地球温暖化なんてのは全く信じてません。そんな阿呆な戯言よりも太陽活動の低下による寒冷化のほうがよほど怖いと思ってます。生物の遺伝子なんてのはその大部分はガラクタだとも言います。というより何に使われるか全くわかっていないんでしょう。更には遺伝子上には他のウィルス由来のものとかが阿呆みたいにあるらしい。
>
> そんなこと考えると今までとは違ったアプローチによる品種改良の方法はあるのかもしれません。

この方法は植物の潜在的な力を覚醒させるということで、日本らしい発想と思いますし、多くの問題が解決すると思います。
遺伝子組換えよりも安全です。

  1. 2017-04-08 05:16
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

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