2016-07-09 23:44

「汝姦淫するなかれ」の現象学

私達、日本人の男は、近くに美しい女性が居れば、ついつい見てしまうものである。
そっと見る人、ずけずけ見る人、「わあ、別嬪さんや」と叫びながら見る人など様々であるが、
「見てはならない」等の戒めがあるなどは想像できないのである。
一方、見られる方の美人さんにとっても「私が美人だから皆が見るのよ」と喜ばしい話なのである。
しかし、一神教の世界では、このように思う女性はカルメンのような「あばずれ」の特異な存在である。
特異であるからこそ、芸術のテーマにもなる。

本質的にはモーセの十戒の第六番、汝姦淫するなかれ・・・に規定されてしまう。
・・・であるから男性が美人を見るということは、即ち「視姦」であり、姦淫と同義語なのである。
新約聖書 マタイの第5章には以下のように書かれている。

『姦淫するな』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。
しかし、わたしはあなたがたに言う。
だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである。
もしあなたの右の目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。
五体の一部を失っても、全身が地獄に投げ入れられない方が、あなたにとって益である。
もしあなたの右の手が罪を犯させるなら、それを切って捨てなさい。
五体の一部を失っても、全身が地獄に落ち込まない方が、あなたにとって益である。

これは新約になって出て来たものではない。旧約聖書にも同様の記述がある。
現在のキリスト教徒において、ここまで厳格ではないように見える。
そのように見えとしても、我々、日本人と同じではない。
日本人には「情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである」との意識は無いが、彼らにはある。
そして、イスラムの世界では、これが充分に、かつ完璧に生きている。
・・であるから彼らの国で、彼らと仕事を一緒にするのであれば、
近くに美人が居ても、決して見てはならないのである。

問題は・・・顔を動かした拍子に「見てしまう」ことである。
これは、周囲の様子を伺いながら・・・服装などで判断し・・・危険な方向(女人)に顔を動かさないこと。
万一、罪を犯して(見て)しまった時も、目を泳がせて、決して凝視しないようにすることである。
冗談のように聞こえるかも知れないが、危険回避のために現地在住の場合では実際にそうしている。旅行者とは違うのです。
この場合、女性がブルカ(目の部分も網状になっていて完全に隠れている)、ニカーブ(目だけが出ている)などを着用している国、は男性が罪を犯すのを親切にも防いでくれる。
チャドルは顔は出ているが肉体は黒服で覆われている。
問題なのは近代化(?)されたという、顔は出ているし、服装も西洋風という国だ。
こういう国で、男性は罪を犯してしまう(顔やら肉体をついつい見てしまう)可能性の高い危険な国なのである。
桑原桑原。

国際化というのは、こうしたトラブルを持ち込むことである。


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コメント

山本七平の著書でこの手の問題が書かれていましたね。フィリピンに駐屯した日本軍の兵士がこれをやって住民感情をえらい悪くしたというのです。女性が流し目をするのは勝手でそれにとらわれるのが悪いといえばそうですが、そんな教育は日本兵は受けていません。それで間違いが多発したというわけです。それでもよくしたもんで戦後結構現地に残った日本兵はいたはずです。

それが逆ならばどうか、キリスト教徒もイスラム教徒もやりたい放題ということです。その意味じゃあ天国なんじゃなかろうか。

ムスリムたちだってそれが嫌ならば外国人は入れないくらいのことをしなければいけません。理解してくれというならば理解させる努力をしなければいけません。先進国でムスリムの諸君が傍若無人を働いているのを見ればどうしようもない。この手の国際理解なんて出来ないと思ってたほうがいいのかもしれません。
  1. 2016-07-12 02:28
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  3. kazk #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 山本七平の著書でこの手の問題が書かれていましたね。フィリピンに駐屯した日本軍の兵士がこれをやって住民感情をえらい悪くしたというのです。女性が流し目をするのは勝手でそれにとらわれるのが悪いといえばそうですが、そんな教育は日本兵は受けていません。それで間違いが多発したというわけです。それでもよくしたもんで戦後結構現地に残った日本兵はいたはずです。
>
> それが逆ならばどうか、キリスト教徒もイスラム教徒もやりたい放題ということです。その意味じゃあ天国なんじゃなかろうか。
>
> ムスリムたちだってそれが嫌ならば外国人は入れないくらいのことをしなければいけません。理解してくれというならば理解させる努力をしなければいけません。先進国でムスリムの諸君が傍若無人を働いているのを見ればどうしようもない。この手の国際理解なんて出来ないと思ってたほうがいいのかもしれません。


やはりラマダン空けのお祝いで、ヤギの首を切り、噴出す暖かい血を飲み、内蔵を食う様を見ると、日本人とは感覚があまりの違い、一緒に生活することは出来ません。彼らもそれを知ってますので、全世界をイスラム教に改宗させるための聖戦を戦っているのです。これは、1500年頃のキリスト教と同様です。
今はキリスト教国が狙われております。

  1. 2016-07-12 09:14
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  3. 友遊 #-
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モスク内の席の並び方

 ≪汝姦淫するなかれ≫にそこまでの意味があるとは。知りませんでした。だから女性にあのような恰好をさせるのですね。先進国では、中の人がどんなか全くわからないなんて気味が悪く、治安が心配と思ってしまいますが、現地では大丈夫なのですね。
 
モスクの中では、男性は前のほうに、女性は後ろに男女に分かれて座るのだそうです。その理由は、男が後ろから女性のお尻を見て、よからぬ気を起こさないようにだと教えられました。その時は、冗談化もと思ったのですが、ヨーロッパでの様子を見ていると、納得する面はあります。
 
異民族同士が仲良く隣り合って暮らすなどはやはり無理、と思ってしまうこの頃です。
  1. 2016-07-14 21:39
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  3. Cherry Blossoms #-
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Re: モスク内の席の並び方

>  ≪汝姦淫するなかれ≫にそこまでの意味があるとは。知りませんでした。だから女性にあのような恰好をさせるのですね。先進国では、中の人がどんなか全くわからないなんて気味が悪く、治安が心配と思ってしまいますが、現地では大丈夫なのですね。
>  
> モスクの中では、男性は前のほうに、女性は後ろに男女に分かれて座るのだそうです。その理由は、男が後ろから女性のお尻を見て、よからぬ気を起こさないようにだと教えられました。その時は、冗談化もと思ったのですが、ヨーロッパでの様子を見ていると、納得する面はあります。
>  
> 異民族同士が仲良く隣り合って暮らすなどはやはり無理、と思ってしまうこの頃です。

ニカブを着ることはイスラム教の国での女性の義務なのです。
男性の信者が戒律を破る危険を防ぎことになるからです。
・・・・と、皆さん、おっしゃってますよ。
この言葉に納得。
男性が首を自由に動かせないのは辛いですし、交通事故やらテロやかが頻繁に起こる環境では危険でもあります。

モスク内の席の並びかたも、なるほどね。

本当に日本の神道は楽ですなあ。
  1. 2016-07-18 11:20
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  3. 友遊 #-
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