2016-05-30 11:22

素朴な顧客との対話

需要より供給の多い市場において、販売価格は「顧客の買える値段」ということになる。
価格を決めるのは、店ではなく、顧客なのである。
顧客の給料が上がらない限り「買える値段」は上がらない。
・・であるから消費税率は上昇しているが、販売価格を上げることは出来ない。
上げれば顧客は他の店で買うだけである。

消費税率が5%から8%に変更された時、一応は価格に転嫁した店もあったが、
顧客が他店に逃げたので、直ぐに戻した。
消費税分は店が被るしかないが、この我慢比べに負けて廃業する零細店もあるので、
その店の顧客が廻って来るので、一息つけるかも知れない。
それは2年目であろう・・・と予測したら、その通りになった。
しかし、多少の顧客が増えたところで、本質的な問題が解決したわけではない。
これからは中堅が苦しくなるだろう。

先日、顧客と話しをした。
ごく普通の素朴な顧客である。
「消費税率が上がったようだが、店で売ってる値段は上がってないね」
「そうですね」
「全部、店が被っているんじゃないの?」
「その通りです」
「一部に高級化を図って値上げした店もあるが、わしらには合わないので、ここに来るようになったら、だんだん値段も下がっている気がするんじゃが」
「できるだけ頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」

店も顧客もわかっているのです。
わからないのは東大出身の財務官僚と、その支配下にいるエコノミスト。及び新聞記者。
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  1. 消費税は悪魔の税制
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コメント

 そう言えば、スーパーや個人商店の値段はごく一部の商品を除いて値段は変わらないです。政府は消費税を延期するようですが、どうせなら3%に戻してくれると助かります。

 東京大学が在校生の家庭状況を調査した「2010年学生生活実態調査の結果」によれば、世帯年収950万円以上の家庭が51.8%に上ったそうです。昔みたいに公立から東大へ行くのに、今ほど塾代がかからないようにして普通の家庭の子供が東大から官僚になれたら少し変わってくるでしょうか?
  1. 2016-05-30 17:31
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  3. 都民です。 #-
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二つの世界

商売をする人なら誰でもわかる話ですが、ある時新商品を売り出すことにした。値段は製造価格に諸経費を加えて〇〇円とした。これで行きます、と社長に報告したら、バカモン!の一言で却下。値段は相手が幾らなら買ってくれるかで決めよ、で原価・経費は全部見直し。

役人には原価率を「いじる」苦心はないので、庶民とは話がずれるのでしょう。「現場を見るな」が役人の施策の勘所ですから互いに違う論理で生活をしている。
役人の過半がラーメン屋の小倅や大工の倅、百姓の娘などなら、施策は変わるか?無理か?
  1. 2016-06-01 07:07
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  3. 相模 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

>  そう言えば、スーパーや個人商店の値段はごく一部の商品を除いて値段は変わらないです。政府は消費税を延期するようですが、どうせなら3%に戻してくれると助かります。
>
>  東京大学が在校生の家庭状況を調査した「2010年学生生活実態調査の結果」によれば、世帯年収950万円以上の家庭が51.8%に上ったそうです。昔みたいに公立から東大へ行くのに、今ほど塾代がかからないようにして普通の家庭の子供が東大から官僚になれたら少し変わってくるでしょうか?

東京の状態は明らかに消費税導入されてから、むしろ店頭価格は下がつてますね。
それだけ競争が過酷なのです。
競争が過酷ということは、それだけ恵まれた市場という事です。

競争相手の少ない市場では、ちゃんと消費税が転嫁されているのかもしれません。
競争が過酷でない市場ということは、恵まれない市場なのです。
こういう市場の消費者は、勝栄二郎の影響をもっとも受けていることになります。

現在の消費税騒動は、勝が空缶を騙したことが始まりなのですから。
  1. 2016-06-02 01:00
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  3. 友遊 #-
  4. 編集

Re: 二つの世界

> 商売をする人なら誰でもわかる話ですが、ある時新商品を売り出すことにした。値段は製造価格に諸経費を加えて〇〇円とした。これで行きます、と社長に報告したら、バカモン!の一言で却下。値段は相手が幾らなら買ってくれるかで決めよ、で原価・経費は全部見直し。
>
> 役人には原価率を「いじる」苦心はないので、庶民とは話がずれるのでしょう。「現場を見るな」が役人の施策の勘所ですから互いに違う論理で生活をしている。
> 役人の過半がラーメン屋の小倅や大工の倅、百姓の娘などなら、施策は変わるか?無理か?

戦争中の統制経済の時代は「商品の販売」ではなくて「物資の供給」である。
役人のセンスは「物資の供給」であり、顧客というものは存在しないのです。
成熟した市場では、価格を決めるのは顧客。これは素晴らしいことなんですね。

この感覚が分からないのは、他にもおりまして銀行員です。
銀行には売上というものがなく、あるのは手数料と利息です。
だから、役人と同じセンスなんですね。

ところが、日本のエコノミストは銀行出身者ばかりですから。的を外すのです。

  1. 2016-06-02 01:15
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  3. 友遊 #-
  4. 編集

諸悪の根源は、カツか、アキカンか?

>現在の消費税騒動は、勝が空缶を騙したことが始まりなのですから。
>2016-06-02 01:00 URL 友遊

いつも有益なエントリー記事を挙げて頂き、有難うございます。
エントリーレスの中で、この文言が気になります。
ここを詳しく、その「消費税騒動の始まり」を、延期が発表され、
消費税の関心が高まっている今、出来るならエントリー記事として
挙げて頂けたら幸いです。

  1. 2016-06-02 13:26
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  3. hatepanda #-
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Re: 諸悪の根源は、カツか、アキカンか?

> >現在の消費税騒動は、勝が空缶を騙したことが始まりなのですから。
> >2016-06-02 01:00 URL 友遊
>
> いつも有益なエントリー記事を挙げて頂き、有難うございます。
> エントリーレスの中で、この文言が気になります。
> ここを詳しく、その「消費税騒動の始まり」を、延期が発表され、
> 消費税の関心が高まっている今、出来るならエントリー記事として
> 挙げて頂けたら幸いです。

この話は検索すれば直ぐに出てくると思います。

民主党は消費税率アップなど公約はおろか何も言ってなかったのに、
空缶が総理になると、突然、消費税率アップを言い出したのです。
予算案の編成など、肝心な部分を財務省が握っていますので、
政治能力ゼロの民主党政権では、財務省の協力なくして何も出来ないので、言うことを聞くしかないのです。
ただし、勝は、しょせんは民主党政権など続くわけがないと踏んでいたので、罠を仕掛けました。
将来、自民党政権なって、反故にされないように三党合意に拘ったのです。
今回の消費税増税は、3党合意があるので、安部内閣になっても、やらざるを得なくなったのです。
そして、3党を合意させるために、消費税を福祉目的としたのです。
福祉関係の財源に連動させておき、少子高齢化でたいへんだとマスコミを煽れば、野党も抵抗不可能です。

今回の消費税率アップの延期で、我々、流通関係はホットしていますが、
福祉関係の人達は「財源がないので、今後、どうするんだよ」と怒っていたりするのです。
まだ勝に騙されている人たちが多数おります。

消費税は諸外国では日本式付加価値税と呼ばれているように、
消費税という偽りの名称を付けた事業者の付加価値への課税です。
赤字企業であれば法人税は払わなくても良い。
日本の企業の80%近くが赤字のために、税収がない。
そこで、当時の竹下首相を直間比率の是正などと言って騙して企業の付加価値に課税したのです。
一方、地方税には均等割りがあり、赤字企業でも支払うことになっていますが、これが許せなかったのでしょう。



  1. 2016-06-09 00:36
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  3. 友遊 #-
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