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2016-04-12 22:53

TPP実務講座

本日は税関の課長からTPPについて説明を受ける。
まだ、国会では審議中だし、米国の大統領選挙では候補者が反対してます。
マスコミではTPPというと暗い話ばかりですな。
基本的には2年以内に日米の両国で批准しないかぎり、この話はおじゃんになる取り決めになっております。
米国が、やばさに気がついてどのような選択をするか?
最終的には「降りた」となるかも知れません。
どうなるかは分からないが、準備はしないといけませんからね。

TPPが中小企業にとって有利なのは原産地証明書の扱いです。
昔は日本のものを日本で加工して日本でパッケージに詰めて輸出する。
別にどうということも・・・・だったのですが、今時はややこしくてたまりません。
国産と言っても100%国産というのは実は余り無いのです。
これは人件費の問題で、国産の材料をベトナムあたりに送って、そこで加工するとか、
そこにマレーシアで印刷した袋に詰めるとかして、
パッケージになったのを日本に輸入して、日本で売る。
一部をインドネシアとタイでも売る。
これは日本製品じゃろか?
原産地証明がなければ税関は通りません・・・・関税の掛けようがないので・・・・中小企業ではとても無理。
貿易関係の記事には「むずかしいぞおお、自分でやるなよ、商社に頼め」と書いてある。

ところが今回のTPPだと原産地証明は自己申告制なんです。
第三者の証明は要らない。
「TPP域内製でんがな」と申告すれば良い。必要書類を添付して。
そして、TPPでは「累積原産地規則」ちゅうのがある。
工業製品の生産に使用される部品・素材はTPPの12カ国で生産された物品のみ国産(域内産)と認められるようになる。

TPP加盟国が工業製品の関税を原則無税にする場合、
部品や素材の原産国が、TPP加盟国であることを前提にしている。
TPP加盟12カ国の中で、分業するなら良いのですが、
中国や韓国など、TPP未加盟国での部品・素材を使ったり、一部の加工を依頼したりでは、
「累積原産地規則」のメリットが受けられない。
だから、お付き合いは疎遠になるしかない。
中韓FTAのような2国間FTAでは今時の工業製品の製造及び販売には対応できないし、2国の中で強い国が宗主国になるだけの話。

この他、小売業やサービス業の海外進出も簡単になる。
さしあたり、コンビニの海外展開がフライング気味に進んでますが・・。


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  1. 瘋癲老人日記
  2. TB(0)
  3. CM(6)

コメント

TPPは一体どうなるのでしょうか

トランプもサンダースも反対
ここまでは良いがヒラリーの反対は一体何なのでしょうか。

最初、マトモなもんじゃなかろうと言う気はしましたがヤンキーどもがあれほど反対するというのは結構上手く立ちまわったのでしょうか。問題は32分野のうちの貿易以外の部分で何も出てこないので何も言えない、としか言えないですよね。

確か2年批准されなければ廃棄と言うはずでしたがどうするんでしょうか。

というより米大統領は共和党はトランプをどうするつもりなんでしょうか。本当に疑問です。
  1. 2016-04-13 08:55
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: TPPは一体どうなるのでしょうか

> トランプもサンダースも反対
> ここまでは良いがヒラリーの反対は一体何なのでしょうか。
>
> 最初、マトモなもんじゃなかろうと言う気はしましたがヤンキーどもがあれほど反対するというのは結構上手く立ちまわったのでしょうか。問題は32分野のうちの貿易以外の部分で何も出てこないので何も言えない、としか言えないですよね。
>
> 確か2年批准されなければ廃棄と言うはずでしたがどうするんでしょうか。
>
> というより米大統領は共和党はトランプをどうするつもりなんでしょうか。本当に疑問です。

私の感想世言うことで聞いてください。
米国の大手企業というのは金はあるがお化けのように大きいだけで実力はゼロというのが多く、欧州も同様なのです。
TPP反対論者は、米国の巨大企業に日本は支配されてしまうとか、日本企業がM&Aされてしまうとか心配してますけど、
もう、かなり前から日本は殆どの領域で関税ゼロ、資本規制もゼロでやってきて、何も変化しておりません。
日本の投資しても、進出しても撤退です。
中小企業は株式を販売してないのですからM&Aできないんですよ。
日本の大手企業でも欧米に比べると中小企業だし・・・売上300億円程度で上場してるでしょ。
非上場中小企業は実力あるのが揃ってます。
TPPのようなのができれば域内は同一ルールで実力勝負になる。
その結果、どうなるか?ということです。
米国が心配するのは当然だと思いますね。
  1. 2016-04-13 09:48
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

米国の心配は何ゆえでしょうか

実業経済人である友遊さんの様な方が、このようなエントリー記事を
挙げて頂ける事は勉強になります、有り難いことです。

>非上場中小企業は実力あるのが揃ってます。
>TPPのようなのができれば域内は同一ルールで実力勝負になる。
>その結果、どうなるか?ということです。
>米国が心配するのは当然だと思いますね。

製造業においては、米国に対して日本は強いのでしょうか?
強いとすれば、どの程度の強さなのでしょうか。
今回のエントリー記事の趣旨は、それの確認でしょうか。
米国の大統領候補者たちが、TPPに反対しているのは、米国の製造業が
日本に負けると、その予測ゆえの反対なのでしょうか。
製造業界では、TPPは歓迎が大半なのでしょうか

しかしTPPは製造業だけの問題ではありません。
私が懸念するのは、例えば投資の分野などです。
最恵国待遇など、巨大資本にとって極めて有利な内容と聞き及んでいますが。
単にM&Aなどの問題でなく、日本の商習慣などの改変(一種の破壊?)にすら
及ぶ可能性が高いとも聞きます。
だからこそ、日本の国内法をかなりの数、改正してTPPに備える等の動きがある
わけで、長い年月で習慣化した、我が国の風土が異文化の発想によって
壊されてしまいはしないだろうか? という懸念です。
勿論、単なる杞憂であるならば、それでいいわけすが。
  1. 2016-04-13 15:40
  2. URL
  3. hatepanda #-
  4. 編集

Re: 米国の心配は何ゆえでしょうか

> 実業経済人である友遊さんの様な方が、このようなエントリー記事を
> 挙げて頂ける事は勉強になります、有り難いことです。
>
> >非上場中小企業は実力あるのが揃ってます。
> >TPPのようなのができれば域内は同一ルールで実力勝負になる。
> >その結果、どうなるか?ということです。
> >米国が心配するのは当然だと思いますね。
>
> 製造業においては、米国に対して日本は強いのでしょうか?
> 強いとすれば、どの程度の強さなのでしょうか。
> 今回のエントリー記事の趣旨は、それの確認でしょうか。
> 米国の大統領候補者たちが、TPPに反対しているのは、米国の製造業が
> 日本に負けると、その予測ゆえの反対なのでしょうか。
> 製造業界では、TPPは歓迎が大半なのでしょうか

日本の製造業は日本のGDPの18%しかありません。
米国の製造業は米国のGDPの10%程度でしょ。労働人口の8%程度を雇用しているだけですから。
でも、日米とも製造業が黄昏ですか。
そうではないでしょう。
両国とも製造業は国内で作るより世界で作る方が多い。
自動車の国内生産比率は36%です。
TPPにおいては国内とは12カ国の域内なんです。
米国も国内だし、豪州も国内、チリも国内、メキシコも国内でベトナムも国内。
TPP域内で見ると日本の製造業のシェアは俄然、大きくなる。
特に米国とメキシコが国内であるということは凄いです。
ここ数年間の日本企業のメキシコへの鬼のような進出ラッシュ。
メキシコとの国境に壁を作りたいという気持ちもわからなくはありません。
そして、日本のマスコミが報道しないので日本の国民は知りませんが。
ここ数年の日本企業による米国・欧州企業へのM&Aは凄まじい勢いです。
日本企業でもシャープなどはM&Aされてますが、
日本企業も負けずに欧米企業、東欧企業を買いまくってます。

>
> しかしTPPは製造業だけの問題ではありません。
> 私が懸念するのは、例えば投資の分野などです。
> 最恵国待遇など、巨大資本にとって極めて有利な内容と聞き及んでいますが。
> 単にM&Aなどの問題でなく、日本の商習慣などの改変(一種の破壊?)にすら
> 及ぶ可能性が高いとも聞きます。
> だからこそ、日本の国内法をかなりの数、改正してTPPに備える等の動きがある
> わけで、長い年月で習慣化した、我が国の風土が異文化の発想によって
> 壊されてしまいはしないだろうか? という懸念です。
> 勿論、単なる杞憂であるならば、それでいいわけすが。

投資においても金融においても、
米国の陰謀の金融ビックバンの時代にさんざんあって
勝負が付いたではないですか。
あの時に欧州の銀行の多くが米国金融資本に買われたが日本はそうはならなかった。
シティバンクも駄目だったし、米国証券会社も駄目。
成功したのはアフラックなど一部で、それも一分野をかじっただけです。
信用金庫は残っているし、共済も健在。農協は世界最大級の農業法人で健在。
12か国が戦略的に連携するのですから、法的部分は統一されるでしょう。
刑法、民法の部分は伝統的な価値観のもとで決められるが、
商法についてはそれ程の差異はないし、貿易ルールなどは欧州のものを運用しているので問題ないと思います。
中小企業にとっては米国流の方が競争政策面で公正であり歓迎ですね。

製造業だけではなく小売業やサービス業でもチャンスは増えるし、
農業・畜産業にとっても、国内生産の品質はますます上昇している上に、
加えて新しい国土が増えるではないですか。
それ程心配しないでも良いと思いますが。
  1. 2016-04-13 20:03
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

目を見開かされました

>TPPにおいては国内とは12カ国の域内なんです。
>米国も国内だし、豪州も国内、チリも国内、メキシコも国内でベトナムも
>国内。
>TPP域内で見ると日本の製造業のシェアは俄然、大きくなる。
>特に米国とメキシコが国内であるということは凄いです。

思わずなるほど。と思わされました。
「米国とメキシコが国内」
この様な発想で捉えた事がなかったので、目を見開かされた想いです。
豪州も、欧州のチリも、アジアのベトナムも国内・・・。
そしてこの「疑似国内」を域内として、同一ルールの実力勝負が出来る。
これならば、やりがいもあろうというものです。

同一ルールの実力勝負、いいものを作る方向に力を注げるという事ですね。
過去がそうであった様に、いいものを作る。という方向にベクトルが
向けられるのであれば、日本人の力が最も発揮できる土俵であると確信します。

>中小企業にとっては米国流の方が競争政策面で公正であり歓迎ですね。

>製造業だけではなく小売業やサービス業でもチャンスは増えるし、
>農業・畜産業にとっても、国内生産の品質はますます上昇している上に、
>加えて新しい国土が増えるではないですか。

「新しい国土が増える」
新しい国土ですか・・・。

目から鱗が落ちる思いです。
TPPに関して、こんな言葉で表現された文章、評論を私は見た事がありません。
ただ単に、貿易条件の何かしらが有利に作用する、あるいは不利になる。
等々の単発的発想ではなく、我が方の得手を知悉し、その上で全体像を見ながら
俯瞰的な発想で捉える・・・
素晴らしいレスを頂き、感謝いたしております。
馬鹿がひとつ、賢くなりました。
今後、TPP関連の報道記事などは、全く違った視点から見る事が出来そうです。

今後も引き続き、実業経済に根差した、現場を知り尽くした人ならではの、
エントリー記事を期待しております、有難うございました。
  1. 2016-04-14 13:05
  2. URL
  3. hatepanda #-
  4. 編集

Re: 目を見開かされました

> >TPPにおいては国内とは12カ国の域内なんです。
> >米国も国内だし、豪州も国内、チリも国内、メキシコも国内でベトナムも
> >国内。
> >TPP域内で見ると日本の製造業のシェアは俄然、大きくなる。
> >特に米国とメキシコが国内であるということは凄いです。
>
> 思わずなるほど。と思わされました。
> 「米国とメキシコが国内」
> この様な発想で捉えた事がなかったので、目を見開かされた想いです。
> 豪州も、欧州のチリも、アジアのベトナムも国内・・・。
> そしてこの「疑似国内」を域内として、同一ルールの実力勝負が出来る。
> これならば、やりがいもあろうというものです。
>
> 同一ルールの実力勝負、いいものを作る方向に力を注げるという事ですね。
> 過去がそうであった様に、いいものを作る。という方向にベクトルが
> 向けられるのであれば、日本人の力が最も発揮できる土俵であると確信します。
>
> >中小企業にとっては米国流の方が競争政策面で公正であり歓迎ですね。
>
> >製造業だけではなく小売業やサービス業でもチャンスは増えるし、
> >農業・畜産業にとっても、国内生産の品質はますます上昇している上に、
> >加えて新しい国土が増えるではないですか。
>
> 「新しい国土が増える」
> 新しい国土ですか・・・。
>
> 目から鱗が落ちる思いです。
> TPPに関して、こんな言葉で表現された文章、評論を私は見た事がありません。
> ただ単に、貿易条件の何かしらが有利に作用する、あるいは不利になる。
> 等々の単発的発想ではなく、我が方の得手を知悉し、その上で全体像を見ながら
> 俯瞰的な発想で捉える・・・
> 素晴らしいレスを頂き、感謝いたしております。
> 馬鹿がひとつ、賢くなりました。
> 今後、TPP関連の報道記事などは、全く違った視点から見る事が出来そうです。
>
> 今後も引き続き、実業経済に根差した、現場を知り尽くした人ならではの、
> エントリー記事を期待しております、有難うございました。

日本の経済評論家は全て金融経済の出身者でしょう。
銀行・証券の調査機関の出身で、彼らが見ているのはイベントといってる政府発表指標と株価の動向です。
現場の販売実数とかの数字は見てないし、見ても現場感覚が無いので解釈できないのです。
上場してない中小企業の動向に興味はないし。
こうした経済評論家の情報をベースに、他の分野の評論家も議論しているのですね。

TPPの前に、タイなどとはEPAが結ばれており、これらをあわせると日本の得意分野の国々との連携協定が出来ました。
できてないのは中国と韓国で、ずっと交渉中です。慰安婦だ靖国だで進まないのです。

このような経済的な連携協定が出来る中で、重要なのは、それぞれの国の文化と伝統を守るということだと思います。
  1. 2016-04-15 09:41
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

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