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2016-01-30 12:38

原油が1バレル2ドルだった時代

昔は原油は1バレル2ドルであった。
いつの時代じゃ????
・・・いや、そんなに古い時代ではおまへん。
私が大学を卒業するまでは、ずっと2ドルだったのです。
まずは、これを見てちょうだい。

http://www.economagic.com/em-cgi/data.exe/var/west-texas-crude-long

1946年からのテキサスのオイルの価格が出ております。
WTIですね。
1946年から1966年頃までずっと2ドル、
それから1974年の第一次石油ショックまでは3ドルから4ドルだったのです。
この時代は「国際石油資本」という悪いやつらがカルテルを結び、
石油価格を吊り上げていた「闇の時代」ということになっておりますが、極めて原油価格が安くて安定していたと思いますよ。
彼らの「陰謀」で2ドルが4ドルに上がった。
確かに2倍にはなりましたが、
でも、1974年以降の滅茶苦茶な状況と比較してください。
50ドルだの100ドルだのという狂ったような上昇は・・・あの悪い悪い連中の陰謀だと言われる「国際石油資本のカルテル」時代には無いのです。
1960年代にOPECが出来ました。
石油産出国機構ですね。
そして、OPECの力がだんだん強くなり、急に法律を変えて国際石油資本(セブン・シスターズ)の石油利権を奪うのです。
「あんたら、勝手に我が国の地面の穴を開けて石油を掘っているけど、その石油は俺達のものだ」
「ほええ・・・急に、何言うだ」
「この石油は神が我々に与え賜うたもの。お前らのものではない」
「そんな無茶な・・・」
「我が国で産出される石油は、わが国のものであると法律を変えたからな」
「我々に出て行けというのか」
「・・・・・出て行けとはいわん・・・そのまま居てくれ」
「????????????????????」
「お前らに去られると石油が掘れんのじゃ」
「なんて勝手な連中だ」
「お前らは悪い悪い国際石油資本(メジャー)ではないか、我慢して協力せよ」
こうして、1970年頃から石油の採掘できる国には、どんどん国営石油会社が出来て・・・メジャーの石油利権は取り上げられたのであります。
この石油の世界も鉄と同じで上流・中流・下流がありまして、やはりノウハウの固まりなのは上流と、上流の上。
ノウハウの必要な上流については国際石油資本がそのままやって、
機械を設置すれば誰でも出来て、高く売って儲ける下流については産油国の国営石油会社がやる。
OPEC総会などで増産や減産を決めて価格をコントロール。
こういうのは、普通は「悪徳商人の談合」と言いませんか?
でも、誰も非難しませんね。
こうして、ORECによる談合で、第一次石油ショック。第二次石油ショックが起こり、さらに中東戦争で高値を更新。
2ドルだったのが100ドルを超えたのです。
それが今は30ドルでしょう。
2ドルに戻すのはムリにしても10ドルなら問題ないのでは?

今回の原油の下落はシェールガスが原因とか言う人が居るけれど、本当はそうではない。
リーマン・ショックの前と後にOPECが悪乗りして1バレル100ドルを越えたものだから、滅茶苦茶に儲かってしまった。
そこで上流の上・・・一番、費用が掛かる新油田の開発に、資金が回った結果、世界の各所に油田が見付かった。
この上流の上の部分を開発するのは、どえらく金が掛かるので国際石油資本でないと無理なんです。
掘り当てる実行部隊は一部の専門家集団のみ。
映画「アルマゲドン」を見た人なら分かるでしょう。
国際石油資本も連中に依頼するしかないのです。
今の状態は、中国経済の低迷とか、シェールガスの影響という問題ではないのです。
新たに発見された油田も、当分は掘れないのですから。



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参考

国営石油会社

国が出資し、経営ないし管理する石油会社をいう。産油国、石油消費国のみならず、産油国でもなく石油消費量も多くない国にさえ設立されており、現在自由世界には 100 社以上の国営石油会社が存在する。
特に 1960 年の OPEC の創設と 70 年代に入ってからの産油国における石油利権への事業参加の実現に伴い、開発途上国における国営石油会社の設立が相次いだが、これらは旧来の外国石油会社による石油開発利権並びに国内石油製品市場の支配を排除して、石油資源に対する国家主権を実現することが動機となっている。現実の独占の程度は各国の政策思想と現実的条件とによって以下のようにさまざまである。
(1) 上流部門、下流部門とも 100 %独占している例:メキシコ、ベネズエラ、イラン、イラク、クウェート、カタール、ビルマなど。
(2) 上流部門、下流部門とも原則は国家独占であるが、上流部門については、国営会社との契約により、外国石油会社に原油取得を含む実質的探鉱・開発権を与える例:サウジアラビア、アルジェリア、リビア、アブダビ、インドネシアなど。
(3) 上流部門については (2) と同様のほか、下流部門についても何らかの形で外国石油会社並びに国内民間資本の操業を許している例:ブラジル、アルゼンチン、エジプト、ナイジェリア、マレーシアなど。
(4) 特に国営会社を設立せず、政府が操業会社に直接過半のシェアで出資する例:オマーン(開発・製油部門)、ギリシア、エチオピア(いずれも製油部門)など。
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コメント

 悪のセブンシスターズが石油の価格を操作していて、気の毒なOPECは虐げられていると思いこんでいました。そんなに単純なものではないようですね。
  1. 2016-01-31 08:46
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

>  悪のセブンシスターズが石油の価格を操作していて、気の毒なOPECは虐げられていると思いこんでいました。そんなに単純なものではないようですね。

石油を掘るには、大変な費用が掛かるのです。
新しい油田を発掘するのは、大変な費用とノウハウが必要です。
そのため、セブンシスターズ・・今はシックシ・シスターズですけど、大資本にならざるを得なかった。
大資本だから悪いといわれても、大資本でないと運営できないのです。
そそて、ここに書いた下流は、あくまでも原油としても下流でして、そこからタンカーで運ばれた後の下流の下流の方が長大なのです。第一級の危険物である石油商品を流通させる過程に多くの企業が参入していますが、シックシ・シスターズも大きなシエアを占めています。やはり、これは専門家でないと無理なんですよ。
OPECは、原油が埋まっていたという利権を国営企業の独占して、価格を操作していた。
リーマン前の100ドル超えは、アラブの王様達が原油先物市場に介入して価格を上げていたことは、その後の報告で分かっておりまして、消費国の代表団が抗議に行ったようですよ。日本の資源エネルギー白書にも書いてありました。もう、やりませんという話であったのに、やはり一度、甘い汁を吸うと駄目ですね。リーマンの後も、直ぐに100ドルに。

そして、ついに最終的な解決に向かったのです。
日本は今こそ、メタンハイドレードの実用化を急ぐべきです。


  1. 2016-01-31 12:31
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

オイルショックの頃の思い出

オイルショックの頃初めて国際石油資本という言葉を聞きました。
オイルショック自体は第4字中東戦争によって発動されたOPECによる石油の値上げでしたがその時の国際石油資本というのは随分言われていた気がします。ちょうど中3から高1もころでしたが社会の教師が滅茶苦茶言ってたものです。決して左巻きではなかったのですが当時の空気だったのでしょう

曰く、セブンシスターズは産油国が占めるべき適正な石油のの利益を蔑ろにして安い石油を世界に売っていた悪辣な連中である。
曰く、産油国では石油なんて簡単に出るのだから本来は産油国が利益をえるべきであり国際石油資本はそれを収奪してるに過ぎない。
曰く、いわゆるエネルギー革命というのは連中の陰謀であり、そのため多くの炭鉱労働者が職を失った。更に安い石油が日本の公害を広めた原因である。

などなど…糞味噌でしたね。

ところが石油会社に努めていたこともある化学の教師に聞くと
「石油ってさあ30年位値段変わんねえだよ。最初から設けなんてあんまりないんだよねえ」
「結構掘るの大変だし手間かkるんだよねえ、現地の連中?技術ないからデキっこねえよ」
「だって掘ってるのはみんなセブンシスターズの手先の専門業者だよ。校区があれば惚れるってもんじゃないのよねえ」
「絵年ルギー革命が連中の陰謀?効率がぜんぜん違うんだもん、お話になりませんよねえ石油のほうがはるかに使いやすいんだもん。石炭だって公害はひどかったのよねえ…」
こちらも糞味噌でしたね。

今考えて見れば、74年位には石油ジリジリ上がって5ドル位にはなってたと思いますがセブンシスターズは結構よくやってたのかなあという気がします。カルテルをやって値段を吊り上げるということはやろうと思えばいつでも出来たのにそれをやりませんでした。却ってオイルショックは連中にその旨味を教えたんじゃなかろうかという気はします。連中誇れで儲けたほうが多いじゃなかろうかという気がします。
そして石油の値上がりが新油田を産んだのだから何をか言わんやですよね。

オイルショックは膨大なオイルマネーを産み全これが後の世界で悪さを相当しますよね。それについては社会の教師はだんまりでしたね。石油の値上がりで思い出すのはイランのパーレビ国王でしょうか。石油が出る内に国の近代化をして工業化を図るんだという開明的な王様でした。

イスラム教徒の連中が何を考えてるのか理解できません。モサデクやパーレビのような人物を消すのですから…まあどこまでが米帝の陰謀でしょうか。出光や三井は結構損してんだよなあ。

でもみんが反感を持ち始めたのはイライラ戦争の頃だったのではないかと思います。これのおかげで石油が20ドルから40ドル位に上がったのですよね。サダム・フセインとホメイニ師の喧嘩ですから勝手にやってろというところでしたがそれを利用してOPECがやりたい放題やってたんだと思います。

その後に石油がだぶついて逆オイルショックを起こしたりといっろいろありましたよね。ただ間違いなく言えることは石油による富がアラブとペルシャの人々を幸せにしたとはとても言えないということです。

石油は今ほとんど市場動向に任せてる状況でしょうか。第二次ショックの頃からで30年位ですか。その分のインフレによる値上がり分を考えればバーレル20ドルから30ドルというのは適正なのかもしれないという気がします。

ただこれじゃあ新規の探鉱や開發は進まないでしょうね。どのあたりで落ち着くんでしょうか。
  1. 2016-02-01 17:16
  2. URL
  3. kazk #-
  4. 編集

Re: オイルショックの頃の思い出

> オイルショックの頃初めて国際石油資本という言葉を聞きました。
> オイルショック自体は第4字中東戦争によって発動されたOPECによる石油の値上げでしたがその時の国際石油資本というのは随分言われていた気がします。ちょうど中3から高1もころでしたが社会の教師が滅茶苦茶言ってたものです。決して左巻きではなかったのですが当時の空気だったのでしょう
>
> 曰く、セブンシスターズは産油国が占めるべき適正な石油のの利益を蔑ろにして安い石油を世界に売っていた悪辣な連中である。
> 曰く、産油国では石油なんて簡単に出るのだから本来は産油国が利益をえるべきであり国際石油資本はそれを収奪してるに過ぎない。
> 曰く、いわゆるエネルギー革命というのは連中の陰謀であり、そのため多くの炭鉱労働者が職を失った。更に安い石油が日本の公害を広めた原因である。
>
> などなど…糞味噌でしたね。
>

確かに1バレル2ドルで供給すれば、石炭労働者は圧迫を受けますね。
なるほど、安くて非難されていたのですか。

> ところが石油会社に努めていたこともある化学の教師に聞くと
> 「石油ってさあ30年位値段変わんねえだよ。最初から設けなんてあんまりないんだよねえ」
> 「結構掘るの大変だし手間かkるんだよねえ、現地の連中?技術ないからデキっこねえよ」
> 「だって掘ってるのはみんなセブンシスターズの手先の専門業者だよ。校区があれば惚れるってもんじゃないのよねえ」
> 「絵年ルギー革命が連中の陰謀?効率がぜんぜん違うんだもん、お話になりませんよねえ石油のほうがはるかに使いやすいんだもん。石炭だって公害はひどかったのよねえ…」
> こちらも糞味噌でしたね。

取り扱いに非常にコストが掛かる業界です。
その割には儲からないですね。

>
> 今考えて見れば、74年位には石油ジリジリ上がって5ドル位にはなってたと思いますがセブンシスターズは結構よくやってたのかなあという気がします。カルテルをやって値段を吊り上げるということはやろうと思えばいつでも出来たのにそれをやりませんでした。却ってオイルショックは連中にその旨味を教えたんじゃなかろうかという気はします。連中誇れで儲けたほうが多いじゃなかろうかという気がします。
> そして石油の値上がりが新油田を産んだのだから何をか言わんやですよね。
>
> オイルショックは膨大なオイルマネーを産み全これが後の世界で悪さを相当しますよね。それについては社会の教師はだんまりでしたね。石油の値上がりで思い出すのはイランのパーレビ国王でしょうか。石油が出る内に国の近代化をして工業化を図るんだという開明的な王様でした。
>
> イスラム教徒の連中が何を考えてるのか理解できません。モサデクやパーレビのような人物を消すのですから…まあどこまでが米帝の陰謀でしょうか。出光や三井は結構損してんだよなあ。
>
> でもみんが反感を持ち始めたのはイライラ戦争の頃だったのではないかと思います。これのおかげで石油が20ドルから40ドル位に上がったのですよね。サダム・フセインとホメイニ師の喧嘩ですから勝手にやってろというところでしたがそれを利用してOPECがやりたい放題やってたんだと思います。

彼らが石油利権を独占していたので、戦争やれば蚊かkは上昇したのです。
でも、今はそうはいかなくなった。
>
> その後に石油がだぶついて逆オイルショックを起こしたりといっろいろありましたよね。ただ間違いなく言えることは石油による富がアラブとペルシャの人々を幸せにしたとはとても言えないということです。
>
> 石油は今ほとんど市場動向に任せてる状況でしょうか。第二次ショックの頃からで30年位ですか。その分のインフレによる値上がり分を考えればバーレル20ドルから30ドルというのは適正なのかもしれないという気がします。
>
> ただこれじゃあ新規の探鉱や開發は進まないでしょうね。どのあたりで落ち着くんでしょうか。

戦争さえなければ20ドル程度でいくのではないでしょうか?
人口も今後は増えないようですので、これで良いのでは?
新規開発は色々と邪魔が入りますからね。
メキシコ湾のBPの悲劇なんてのも、怪しいですねえ。

  1. 2016-02-02 11:16
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  3. 友遊 #-
  4. 編集

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