2016-01-22 10:19

町内のクリーニング屋の主人との対話、あるいは質素な暮らし

クリーニング屋は、衣料のクリーニングに施設を店内に持ち、地域住民より持ち込まれる衣料をドライクリーニングする店と、
受付だけをやっている取次店、さらに、ホテル、外食産業及び風俗産業で使用されるシーツ、おしぼりなどを洗濯する業務用の専門店などがある。

東京は取次店の数は多いが、施設を持った施設店は2014年のデータで3923軒弱しかない。
これが10年前の2004年のデータでは5794軒であり、10年で32%も減ってしまった。

ドライクリーニングは、衣類を傷めない洗濯方法として、1830年頃にフランスで開発された洗浄方法。
水で洗うことによって起きる型崩れや縮み、色落ちなどが発生する衣類を水の変わりに有機溶剤を使うことによって衣類への影響を抑える。
クリーニング法による規制対象であるため都道府県に届出が必要で、軒数の推移が分かる。

先日、町内の老舗のクリーニング店の主人と、ある会合であったので、話をしたのであるが、
やはり原因は、高級衣料が減ったということ。
その原因は「お洒落をする人が減った」ということである。
高価なドレス、高価な背広、ミンクやカシミヤのコートを止めて、
スエット、綿パン、Tシャツ、Gパン、フリースになった。
今や日本一の大富豪になったユニクロの社長。
一方で庶民の衣料は安い中国衣料ばかりになり、家庭で洗濯可能でドライクリーニングにする必要がない。
さらに、ワイシャツとネクタイが減った。
クール・ビズで、一年の半分はネクタイ無し。ワイシャツの襟も汚れないからクリーニングが減っている。

「わしらは滅び行く業界としか言いようが無い。寂しいが仕方が無い」とクリーニング屋の主人は自嘲気味に笑った。


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