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2016-08-21 16:15

子供の貧困?

このところ「子供の貧困」と「6人に1人」を流行らせようと、ある種の人々が動いているようですな。
最近も、NHKの番組が問題になっているようで、ネット上で大騒ぎとなっております。
しかし、これは相対的貧困という概念が導入されてから出て来た話。
絶対的貧困は減らすことができるが、相対的な貧困は減ることがない。
相対的な問題ですから。
貧困ビジネスにとっては「無敵の数字」だからですね。
厚生労働省様が、国民生活基礎調査において、この数字を出しておりますので、
貧困学者達は「この数字が目に入らぬか」「厚生労働省様の数字なるぞよ」「へへええ」という具合になってます。

以下が、最初の「へへええ」です。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/10/h1020-3.html

そうです。これが発表されたのは、あの偉大なる鳩山由紀夫内閣の時代ですな。
その後、この件に関する教育も実に熱心でして、やたらとセミナーがある。
2年前までは何とか行かないで済ませましたが、去年は「サボるな」との厳命が出て、2回もセミナーに出席しましたよ。
分厚い資料も戴いたのですが、どこかに入ってしまって出てきません。興味が無いもので・・。

セミナーの最初はビデオを見せられました。
それはNHKの番組でして、テーマは「子供の貧困」。
今回のうららちゃんのではなく、もう少し前の番組です。
最初はその番組を見てグループ・ディスカッションをせよという。
グループは、知人だと同じ方向に話がまとまるので、初めて合う人ばかりの集団。これは、いつもの事。
「どう、思った?」
・・・困ったな、つっこみ所ありすぎじゃない・・・と何と言おうかと躊躇っていると・・・・
私の向かいに座った、ごく普通の老年のおばさんが、「NNKでしょ。また捏造じゃないの?」とぼそり。
すると「あまりにも不自然よね」と、皆が言い始めた。
本物の貧困家庭を日々訪問している人達に、NHKの番組を見せて、意見を求めたらいけません。
ボロが出捲くりまんがな。
母子家庭だから貧困というだけで、行政にも相談しないし、補助も申請しない。何故なの?

グループ・ディスカッションの後に、それぞれのグループの結論を発表するのが普通ですが、
何故か突然中止に・・・。
やはり主催者も危険を感じたのでしょう。

そこで、貧困学者が登場。
現場に近いところでは、机上の空論は即座に撃沈されるが、
現場から遠くなると、相変わらず学者の机上の空論が罷り通る。
こうした学者の珍説に、現場から遠い行政は、ころりと騙されてしまう。

皆が驚いたのは、この学者はマンションに長く住んでいて、
隣の部屋の人間と「一度も話したことが無い」とのこと。
一般人なら、それも分るが、貧困問題や福祉を研究テーマとする学者がそれでは話になりません。
それで、どうやって実態を把握するのでしょうか?

さて、そもそも貧困の概念は同じ基準によるものしかないはずだと思います。、
絶対的貧困というのは、これ。
2008年、世界銀行は、貧困線を「2005年の購買力平価(PPP)が1.25$以下の層」と設定。
これが使われている。
1ドル120円とすると、1.25ドルは150円。
1日150円×365日=年間の可処分所得が5万4750円。
これが絶対的貧困のラインである。
以下のホームページに貧困線の地図が出ているので参照。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E7%B7%9A

極めて分かりやすい。
まず、解決すべきは、この貧困でしょ。

しかし、この絶対的貧困だけでは、日本では貧困ビジネスが成立しない。
そこで出てきたのが、相対的貧困という概念。
他人より相対的に貧困であれば、それは貧困なのだと認定してしまう。
この貧困をほっとくと、差別に繋がり、貧困の連鎖を生み、苛めの原因にもなる・・というのが、日本の貧困学者の主張。
さて、この相対的貧困率 というのは、先進諸国の貧困学者の手により、以下のようにOECDで決めている。
OECDでは等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人数の平方根で割って算出)が全人口の中央値の半分未満の世帯員を相対的貧困者としている。
ここで中央値を使っているのは正しい・・というより、日本の厚生労働省様が平均値ばかりを使うのがおかしいのだ。
日本の平均所得が450万円とか言われても、まるで実感が無い数字なのである。
日本人の所得を高い順に並べて、一番高い人と一番低い人との中間はいくらになるのか?
これが中央点であり最新調査では年収244万円となる。
この中央点の半分未満が相対的貧困者というのだから、年収122万円以下ということになる。
この相対的貧困者は人口の16%で、日本の貧困率はメキシコ、トルコ、米国に次いで世界第四位で、年々、悪化していると貧困学者は煽る。国民の6人に1人は貧困層であるという。

しかし、気になるのが、平方根で割っていること。
なんで、割るんでしょうね。私なんかも、下の分析のような疑問を持ってしまいますけど。

http://walking-elephant.blogspot.jp/2009/11/blog-post_15.html

現実の生活は繋がっているのです。
しかし、生活者なら自分の周囲を見渡してみれば、分かるでしょう。
最近は老人だけの世帯と老人一人暮らしの世帯が実に多いという現実を。
あの老人達は引退しているわけですから、もう会社から給料はもらえない。
多くの老人の収入は年金しかない。
そして、国民年金を受給している老人は平均が1人5万円程度。
年間で60万円ですから、相対的貧困ということになる。
せめて、障害でも持っていれば、あと1万5000円程度は増えますけど、それで78万円。
厚生年金なら、もう少しは良いが、少ない人は7万円、多くても12万円程度、
12万円なら年間144万円で、相対的貧困ではないということになりますが、10万円以下なら相対的貧困です。

私の母は、父が死去した後は、月額7万円の遺族厚生年金を受け取っている。
年間84万円なので、明らかに相対的貧困。
子供と同居していて、年間84万円も入れば、使い道もなく、要領の良い孫達に「お婆ちゃん、あれ買って」と強請られて使う程度。
このように同居していても、子供が老人扶養として申告していなければ、単身世帯ということになる。

今は子供は結婚すると家を出るのです、
老夫婦だけの家族となり、たいてい夫が先に逝くと老妻の単身世帯となる。
その単身世帯のはずの老婆が、いつの間にか娘の家に近くに引っ越す。
こういうパターンが多いのです。
どれだけ近所に住んでいるかで・・・私らは訪問するか、家族に任せるか決めますから。
6人に1人というのは、老人も入れた数字です。
だから6人の1人が貧困と言われても、何事の不思議なけれどもと思うわけです。

老人の数字は良くわかりますが、子供の数字は不思議ですけど、厚生労働省様の発表ですからへへえ・・・と疑ってはならないのでしょう。ね。「こんな社会の誰がした」と怒り狂う人たちを刺激してはいけませんから。

でも、最近は内閣府はこんな文書出しているのですよ。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/soshiki/toukei/dl/tp151218-01_1.pdf

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  1. 瘋癲老人日記
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コメント

 リンク先の貧困線の地図が見やすくて、数字に弱くてもこれなら分かります。

 ところで偉大なポッポ首相の時代から今でも貧困のセミナーが続いていて、現場の皆さんの実感と乖離しているのにこれからも続けていくのでしょうか?自民党や政府はセミナーを現場の声を吸い上げるのに使うと良いのに、やらないのは面倒くさいからかもしれないと邪推してしまいます。
  1. 2016-08-24 07:58
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

>主催者も危険を感じた

 この主催者って誰ですか?
 何でセミナーに参加させらたのですか?
 
 民生委員をだから?
  1. 2016-08-24 10:47
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

>  リンク先の貧困線の地図が見やすくて、数字に弱くてもこれなら分かります。
>
>  ところで偉大なポッポ首相の時代から今でも貧困のセミナーが続いていて、現場の皆さんの実感と乖離しているのにこれからも続けていくのでしょうか?自民党や政府はセミナーを現場の声を吸い上げるのに使うと良いのに、やらないのは面倒くさいからかもしれないと邪推してしまいます。

地域の政治は地域の住民のために行なわれているわけですから、これを動かしていくのは住民です。
行政&議員は、我々から委託されているだけですから、我々がそのように望めば、それに合わせて変わるでしょう。

地域の自治に多くの住民が参加して、意見を言い、議論をして意識を変えていくことが必要であり、
そういう人が極めて少ないのが、遅遅として進まない原因です。
  1. 2016-08-24 17:07
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >主催者も危険を感じた
>
>  この主催者って誰ですか?
>  何でセミナーに参加させらたのですか?
>  
>  民生委員をだから?

地方自治というのは、主権在民が徹底されておりますので、
この主催者は我々であり、企画したのは我々の仲間です。
それぞれが専門の部会に加入しており、その中で委員を決めてセミナーを企画するのです。
  1. 2016-08-24 17:24
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

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