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2015-11-21 11:41

さもありなん・・と思っただよ

日本は1970年代から、産業のあらゆる分野で環境規制の強化が進められて来たのであるが、
その環境規制の大部分は、ドイツの規制の「まる写し」であった。
日本のお役人様は国内業者は「環境に対する意識の大いに遅れている」と馬鹿にしており、
国内の業者に何を聞いても無駄ねと、適当にコントロール可能な暇な学者(優秀な学者は研究に忙しく、政府の審議委員などにならない)に規制案を依頼する。
暇な学者は実業界に何の人脈もないので、日本の実態もわかっていない。
海外文献を調べて、環境先進国として彼らが信仰するドイツの規制をまる写しにする。
このようにして日本の環境規制は決まってきたのです。
そして、日本のお役人にとって嬉しいことに、ドイツは年々、規制を強化する。
すると、日本のお役人は「嬉しいある、仕事が増えた」と喜び、出羽の守が八百万出てくる報告書を発表して炊き付ける。
すると新聞が唱和し、規制はどんどん強化される。

規制の強化は大いに結構であるが、それが日本の現実に即した実効性のある規制の場合のみである。
外国の規制のまる写しでは、必要な規制強化が行われず、日本の実態と会わない部分に無駄な労力とコストが掛かることになる。
ドイツの他に、ノルウェーも、突然、マイナーな部分で規制強化して、これが出羽の守を通して日本に影響するのである。

しかし、お上が「まる写し規制強化」しても、実行するのは企業であり、最終的には現場である。

すると、良くあるパターンで以下のような話になる・・・。
「おかじい」
「確かにおかしい」
「どうやっても無理だわ」
「できんわけではないが、販売可能な商品にはならん」
「ドイツの、なんちゃら社では、余裕でクリアしていると発表していたぞ」
「見学に行くべ」
「教えては呉れないけど、ヒントぐらいは掴めるだろう」
・・・そこで、「我々は日本の中小企業です。偉大なるドイツの、偉大なる模範企業である御社見学致したい」とお手紙を書くと。
「環境意識の遅れたアジアの中小企業の技術者よ、苦しゅうない、われ等の新鋭工場を見せてやるぞよ」と返事が来る。

それから会社の上層部を説得して、視察研修費用を捻出して現場の技術者がドイツに行く。

見学先のドイツ企業に行くと、「アジアの遅れた民よ、われ等の工場には全世界の遅れた人達が見学に来て、恐れ入って帰るのだ、何でも聞いてくれ」

技術者達、根堀葉堀(ねほり・はほり)聞く・・。
ドイツ人の顔色が変わる。
・・・・こいつら顔は似ているが中国人と違うぞ。
護摩も擦らんし、ポイントを突いた質問をする。
最後に一番ヤバイ部分も聞いてきた。
数値までも正確に示し証拠を見せろという。
工場を見せたらヤバイかも。
事務所と会議室と食堂でも見せて追い返そう。

・・・ということで、食堂は見たが、一番、肝心な部分は見せてもらえなかった。

帰国して、会社に報告。
「食堂を見て来たと、馬鹿モーン」

・・・・・・・・このような話は、それぞれの業界でけっこうあり、居酒屋の異業種交流の話題になっている。

それなので、9月の中旬に以下のニュースが流れた時、さもありなん・・と思ったのでした。・
----------------------------------------------------
米環境保護局(EPA)は18日、排ガス規制を逃れるソフトウェアを搭載していたとして、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)に対し、米国で販売された約48万2千台のシステムを改修するように求めた。EPAなどは大気浄化法に違反する疑いがあるとして調査に着手した。
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コメント

スズキも同じ経験を

なるほど、興味深い話です。
日本の中小企業の親分、スズキも同じ経験をしたようです。
それで離縁しようとしたら離縁もさせない。
鈴木修会長も散々苦心した。
トヨタもVWと提携していましたので同じ経験をしたと聞いています。

昔話のおんぶお化けと言った所でしょうか。
  1. 2015-11-23 15:45
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: スズキも同じ経験を

> なるほど、興味深い話です。
> 日本の中小企業の親分、スズキも同じ経験をしたようです。
> それで離縁しようとしたら離縁もさせない。
> 鈴木修会長も散々苦心した。
> トヨタもVWと提携していましたので同じ経験をしたと聞いています。
>
> 昔話のおんぶお化けと言った所でしょうか。

自動車に限らず、あらゆる分野で環境規制を強化して「ええかっこしい」をやりたがるのがドイツです。
でも、多くの分野で「ほんとなのか?」と思われるものが多くて、調べてみると特殊な一部の領域では確かのそのようだが、一般的な話ではないというケースが大部分。

それでも「食堂を見てきただと、馬鹿モーン」と言われた日本の技術者は、なんとか工夫して、暇な学者の丸写し基準をクリアしてしまうのです。

スズキはVWが何も教えてくれなかったというより、教えられなかったので、独自でディーゼルエンジンも、マイルドVVも開発した。すでに国内HV販売ではトヨタ、ホンダに次ぐ第3位ですよ(今年の夏から)。今や単なる軽自動車メーカーを超えています。

  1. 2015-11-23 18:26
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

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