2015-11-09 04:50

「心の欲する所に従えども、矩を超えず」の人々

もう、2ヶ月前の事になるが、全国一斉に秋の交通安全運動が実施された。
春にも交通安全運動があり、年二回の開催である。

この運動は国民に交通ルールの遵守と正しい交通マナーの 実践を習慣付けるとともに、
国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、
交通事故防止の徹底を図ることを目的として、毎年、春と秋の2回実施されている。

内閣府、国土交通省、警察庁あたりが主催で、一番下で道路上で旗を振っているのが町内会とPTAである。
毎年のことながら、この運動はかなりのプレッシャーがある。
実際に旗を持って誘導すると「今、目の前で交通事故が起きたら洒落にならんぞ」と緊張する。
「お前は何をやっていたのか」と非難されて、町内に住めなくなるのでは・との不安がふつふつと。
このプレッシャーから、誘導を無視して横断歩道を赤でも渡ろうとする人に、かなりの勢いで叱りつける指導員が出てくる。
あんなに怒らんでも良いのに・・・と自分がやるまでは思っていたものだ。
やってみると、その気持ちがわかる。

しかし、毎日、街頭に出ると、色々と見えて来るものがある。
信号が変わっているのに渡る、横断歩道を渡らない・・・という人は、信号が3回変わる中で1人か2人程度である。
全体の98%近くが、ごく自然に交通ルールを守っている。
2%の問題ある人は、会社や学校に遅刻しそうな時間に発生する。
そして、ほぼ毎日、同じ人が遅刻しそうなのである。
ですから、こちらとしても遅刻しそうで横断歩道を渡らない人の顔を覚えてしまう。
それ以外の98%は、余裕をもって出勤しており、「心の欲する所に従えども、矩を超えず」の人々である。
この中の10%程度は朝の挨拶もしてくれる。

車の方も同様で、出ちゃいかん・・ちゅうのに横断歩道を塞ぐのは僅かである。
ナンバープレートを見ると、さもありなんという○○ナンバーが多い。
車も98%がルールを守っている。
この割合は、交通安全期間中だけではなく、常にこの程度なのだと思う。

日本人の民度が高いのは、こうした運動の積み重ねでもある。

町内会のイベントは10月は防災避難訓練、11月は火災予防運動と・・・切れ目無く続く。



.
スポンサーサイト
  1. 瘋癲老人日記
  2. TB(0)
  3. CM(0)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する