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2015-06-22 18:27

父の開襟シャツ

 日本のサラリーマンが夏でもネクタイ、背広で仕事をするようになったのって、1960年代末ぐらいからじゃないですか?

 ワタシは中学生だった60年代末ごろまでは、父が夏は開襟シャツで仕事に行ったのを覚えています。 お中元にも開襟シャツが贈られて来たのを覚えています。 父は財閥系の会社に勤めていたので、服装にはきわめて保守的でしたから、開襟シャツは当時の夏のサラリーマンの服装としては、ごく普通だったと思うのですが・・・・。

 父が夏でも背広にネクタイで出勤するようになったのは、60年代末以降でした。 この頃父は札幌に転勤していたので、これでも全然問題なかったのですが、しかし本州では地獄でしょう?


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よもぎねこ殿のお父様の思い出です。

私は、よもぎねこさんより若干、年が上ですが、昭和20年代から30年代初頭の父の職場の風景を良く覚えています。
当時は通勤に1時間掛かるなんて話は無くて、歩いて20分程度の会社に徒歩で出勤でした。
徒歩か自転車の選択であり、自家用車などは、ずっと後の話です。
父は徒歩10分程度の会社に通っていました。
ですから帰宅は早くて、夏は空が明るいうちに帰ってきました。
子供とキャッチボールの練習が出来る時間です。
そして7時頃に一家団欒で夕食を食べて、テレビ番組の「ハリマオ」を見て、
8時過ぎには近所の人達が野球やプロレスを、我が家の居間に見に来ておりました。
私の小学校も近いので、午前中で終わりの低学年の頃は帰宅してから、父の会社に弁当を届けました。
夏の日、事務所に入ると天井に扇風機がまわっていて、その下では全員、開襟シャツで仕事をしていました。
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神戸開襟という会社のホームページに「開襟シャツの歴史」という記事が出ています。
大変、詳しいので一部を紹介します。

History of Open-necked Shirt

「アロハシャツ」という開襟シャツ

世界で最も有名な開襟シャツにハワイのアロハシャツがありますが、その詳細な起源は明らかではありません。
アロハシャツは19世紀終盤~20世紀初頭に「パラカ」と呼ばれるヨーロッパの船員が着ていた“上着”という意味の開襟シャツがルーツだと言われています。
20世紀に入るとそのシャツがハワイの労働者の作業着(プランテーションの重労働に耐えうるデニム地で青と白の格子柄)として定着し、 日本から渡った移民の間でもそれが元々日本にあった藍色の木綿絣(かすり)に似ていたからでしょうか、大変評判になりました。
後に彼らは持参していた着物や反物を利用し開襟シャツを作ったのが今日よく見られるあのカラフルなアロハシャツの始まりだと言うのが一般的な起源説です。
一方、アロハシャツは19世紀に「米国本土からの開拓移民が持ち込んだ開襟シャツがルーツとする」や「シャツの裾をスクエアにし、パンツの外に出すスタイルを考案したのは、 かのデューク・カハナモクであった」などの諸説があり、どれが絶対に正しいストーリーであるのかは断定できないのが現状です。
あくまでも推測の域を出ませんが、やはりアロハシャツの場合欧米の船乗りの作業服か海軍服が起源と考えるのが自然なことのように思えます。

開襟シャツの発祥は日本だった!?

日本の開襟シャツもハワイのアロハシャツと同様にその詳細な歴史は明らかではありません。
しかし、大変興味深い開襟シャツの発祥説に「日本がそのルーツ」だとするのがあります。
「大正末期から昭和初期にかけて日本人の洋装文化もかなり一般的になり、1934~35(昭和9~10)年頃から、高温多湿の日本の夏に適した開襟シャツが大流行した」という記録があります。
また、「その開襟シャツを発明し、着用を提唱したのは戸田正三 (1885-1961)という衛生学者(京都帝国大学教授→金沢大学初代学長:兵庫県出身)であった」と多くの資料がそう記しています。

かつては夏の国民的シャツだった開襟シャツ

そのように、1935年頃~1960年代中頃までの長期に渡って流行した我国の開襟シャツは、老若男女を問わず多くの国民の夏服として普通に(今日のハワイのアロハシャツのように)着られていました。 確かに昭和初~中期に撮影された写真やその時代を背景にした映画やドラマの中では、男性の多くは白い綿や麻の開襟シャツを着て、 パナマやボーター(カンカン帽)といった帽子を被っている姿がよく見られます。 また一部スーツを着ている人の多くは「生成りの麻生地の仕立て」で、白い開襟シャツの衿を上着のラペルの上に添うように、まさにオープンカラーで着ているのが見て取れます。
一方ご婦人達も半袖開襟ブラウスにスカート、子供たちも開襟シャツに麦わら帽を被ったそんな出で立ちは日本の夏の美しく涼しげな風物詩の一つになっていたように見えます。
中年以上の年齢の方々の中には、「祖父さんや親父がよく着ていた」とか、「自分も子供の頃に着ていた」とか懐かしく思われる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

エアコンの普及によって衰退していった開襟シャツ

過去に一世を風靡した開襟シャツですが、1960年代中頃から徐々に着る人が少なくなっていきました。
主な理由は、戦後の高度経済成長と共に職場に冷房設備(当時はクーラーと呼んでいた)が導入され、また通勤電車やバスにまで冷房化が進んでいったので、 オフィスで仕事をする男性達からスーツやネクタイを夏でも着用することが習慣になっていったからでした。
当時、一流企業のサラリーマンにおいては、真夏に冷房の効いたオフィスで仕事をすることは一種のステータスで、欧米のビジネスマンへ右へ習えと背広を着る習慣が広がっていったのでした。
後に取引のある中小企業の人々にまでその影響が及び、うだるような暑さの夏の環境にもかかわらず、男性社会は「スーツにネクタイという悪しき習慣」を継続し続けてきたのです。
またカジュアルのシーンにおいても、その頃からボタン・ダウンシャツ、ポロシャツ、Tシャツといったスタイルの半袖シャツが市場に出回り、特に若い人達の中で人気を得たのも開襟シャツが衰退していった原因の一つでした。
そのように、一度は日本の社会を席巻した開襟シャツですが、現在ではほとんど見られなくなり、学生服か作業服、またカジュアルシャツの一部としてしか着られていないのが現状です。
残念なことですが、服飾文化の分野においても特に戦後から我々日本人は、自国の文化、環境、歴史に適したものを自らデザインし着用しようとする能動的な行動より、欧米の流行をただ信仰し模倣することがより価値のあることのように考えてきたと言えるのではないでしょうか。
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貧しい時代ではありましたが、昭和20年代から30年代前半は、高度成長期前の清々として豊饒な時代でした。
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コメント

>当時、一流企業のサラリーマンにおいては、真夏に冷房の効いたオフィスで仕事をすることは一種のステータスで、欧米のビジネスマンへ右へ習えと背広を着る習慣が広がっていったのでした。

 おお、そう言えば当時、石坂浩二などが出演するサラリーマンドラマが人気で、そのドラマで一流商社の社員役の出演者が皆夏でも上着を着てネクタイを締めていました。
 
 ステータスって、何とも浅ましいファッションですよね。

 夏の開襟シャツと白麻のスーツって、いかにも涼しげ清潔で、ワタシは凄く好きなんですけどね。
 
 麻生さん辺りが派やらせてくれないでしょうか?
 背広にノーネクタイって最低ですよ。 ひたすらだらしがなくて・・・・。
  1. 2015-06-24 11:32
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >当時、一流企業のサラリーマンにおいては、真夏に冷房の効いたオフィスで仕事をすることは一種のステータスで、欧米のビジネスマンへ右へ習えと背広を着る習慣が広がっていったのでした。
>
>  おお、そう言えば当時、石坂浩二などが出演するサラリーマンドラマが人気で、そのドラマで一流商社の社員役の出演者が皆夏でも上着を着てネクタイを締めていました。
>  
>  ステータスって、何とも浅ましいファッションですよね。

日本の正装は着物ですから、戻るべきですね。
やはり、服装も自虐になったのは、この時代のサラリーマンドラマからでしょうか。
このドラマに影響されて、大学を目指すものだから、手に職を持たない大学卒が大量発生し、
ITの発達で職場が無いので昔は高卒もやらないような仕事をやっております。

>
>  夏の開襟シャツと白麻のスーツって、いかにも涼しげ清潔で、ワタシは凄く好きなんですけどね。
>  
>  麻生さん辺りが派やらせてくれないでしょうか?
>  背広にノーネクタイって最低ですよ。 ひたすらだらしがなくて・・・・。

やはりワイシャツは下着なんですわ。下着として西欧に発祥しているものですからネクタイと上着がセットです。
ところが開襟シャツは正装としても通用するものとしてデザインされた。
そのままでも良し、寒いなら麻のスーツを、はおり、パナマ帽を被るのです。

  1. 2015-06-26 08:22
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

今の政治家共にやってもらいたいのは

開襟シャツなどの夏場の軽装の正装化です。これこそ専門家やデザイナーの手を借りてまともな服装コードを作ってもらいたいものです。夏場の国会を見ると本当に頭にきますからね。彼等があんな格好をしてるから役人が軽装化しないし民間がえらい目に合うのです。
旧軍の防暑服程度のコーディネイトができればどれだけ省エネになるでしょうか。

あと革靴を履くという習慣、これを何とかすべきだと思います。とにかく6~9月はもう非常事態だと思ったほうがいいでしょう。国全体で思い切ったことをやることだと思います。
それで冷房の使用を減らせばかえって涼しくなるはずです。
  1. 2015-06-30 19:47
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: 今の政治家共にやってもらいたいのは

> 開襟シャツなどの夏場の軽装の正装化です。これこそ専門家やデザイナーの手を借りてまともな服装コードを作ってもらいたいものです。夏場の国会を見ると本当に頭にきますからね。彼等があんな格好をしてるから役人が軽装化しないし民間がえらい目に合うのです。
> 旧軍の防暑服程度のコーディネイトができればどれだけ省エネになるでしょうか。
>
> あと革靴を履くという習慣、これを何とかすべきだと思います。とにかく6~9月はもう非常事態だと思ったほうがいいでしょう。国全体で思い切ったことをやることだと思います。
> それで冷房の使用を減らせばかえって涼しくなるはずです。

確かに革靴は日本の風土に合わないです。
  1. 2015-07-01 11:59
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

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