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2015-06-02 01:19

昔ながらの老人福祉の話 追記

東京のような大都会では、老人福祉の問題は「大問題」にように報道されている。
大問題のように報道されるので、大問題のように論じられているわけだが、
本当に大問題となるのは、これからやってくる団塊の世代の老齢化ではなく、
その、さらに後の1990年以降に社会に出た現在の40歳代が老齢化した時代であることは間違いないだろう。
団塊の世代は企業に入社と言えば正社員であるし、厚生年金のカバー率が高い。
非正規社員が増え始めた1990年代以降は国民年金の比率が増え、
さらに、国民年金を払い続ける事が出来ず・・・
あるいは「年金は破綻する」との情報を信じて無年金となっている人が多いのだ。
そして、大宝律令の時代から連綿と続く、共同体の相互扶助の伝統は、このままでは壊れてしまうであろう。
日本の福祉の法体系(システム)は、共同体の相互扶助があることを前提に成り立っている。
福祉だけではなく社会の安定、安全性を維持するための防犯・防災も同様である。
今は、大都市部を除けば、相互扶助が生きているが、今後は期待できないだろう。
まだまだ先の話ではあるが、どうするんだろうね・・と思うばかりである。

東京、大阪、名古屋などの大都市の、さらに新興住宅街に居住している人は気が付かないかもしれないが、
地方都市では、相互扶助の伝統が生きている。
これは、県庁の所在地のような比較的大きな町でも同様である。
そして、その傾向は「若い人が都会に出て行った」ため、さらに強化されている。
地方都市で農業に従事している人達は70歳代、80歳代であり、後継ぎが居ないため、未だに第一線で働いている。
地方都市の福祉関係者の中で、現場を担っている人達と対話すると、それが良く分かる。
公的な施設の空床状況は、最近は空きが出ている。
公的な施設が満杯であったのは戦後の経済の崩壊時期で、
共同体内で面倒をみる事が出来いなかったので、公的な扶助に依頼するしかなかった時代である。
今は厳しいとはいえ独居老人の面倒は共同体内で見ることができる。
食事は・・・近所の人達が自分の家族の為に用意したものを届ける。
農産物(野菜・米・果物)は無料配布。
漁村なら港に行けば漁師より美味しい雑魚を只で分けてもらえる。
洗濯は・・・近所の人たちが「洗ってやるで、出しな」でOK。
風呂は・・日本は全国温泉だらけなので、村営・町営・市営の温泉が最近は整備されていて、老人は無料パスが貰える。
近所の人が「今から風呂に行くけど、乗ってくか?」と聞いて、連れて行ってくれる。
このような状態なので、独居老人は地域で見守られている。

それでは公的扶助・・・行政機関の施設に入るのは、どのような人なのか?
これは共同体の中で、周囲の住民と上手に暮らすことが出来ない人である。
変わり者・・・家の掃除しない、風呂に誘っても入らない、ゴミ屋敷の住民など。
被害妄想・・・皆が毒を入れた食物を持ってくるだ。おらを殺そうとしてるだ・・などと言いふらす。
アルコール中毒、禁治産者。病人(糖尿病患者など)。
このような人達は共同体では面倒が見れないので公的な扶助を受けることになる。
それだけ職員は難しい対応を強いられるが、それが仕事なのである。

このような古き良き日本が残っている地方都市でも・・・・
「駅前あたりのマンションに、都会から単身赴任でやってきている大企業の支社勤務の人達は挨拶もしないっぺ」
「大学さ出ている人は違うペよ」
・・・と全くの異人種のようである。
東京、大阪、名古屋などの大都市に行けばそういう人達だらけなのである。
そして、こういう人達の中で、特に変なのがマスコミを支配しているわけなので、どうにもならないのである。

唯一の期待は大都市に出ないで地方都市に留まる若い人たち。
彼らは日本の古くからある共同体の伝統を評価して、さらに強化しようと考えている。
地方に職がない・・というのは、ホワイトカラーの職が無いのであって、農業、漁業、林業、手工業どこも人出不足で老人がなんとか頑張っている。
「おらが死んだら、だれも継いでくれないので、終わりだなあ」
このような状態になれば、近隣の外国から買占めが入る事だろう。
今、70歳、80歳の老人が継承している仕事は、世界的に見れば素晴らしいしごとであるからだ。
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なお、今時の生活保護を推進する学者先生様は、日本古来のものが大嫌いみたいです。

現行日本国憲法が制定され、基本的人権に生存権が明記され、
また敗戦により旧来の価値体系がコペルニクス的転換を果たしても、
まだ、こんなことをやっている「遅れた国民」と批判している。
私的扶養や地域による共助を基本とする考え方は、悪い日本の遺制であり解消すべきである。
こうした学者先生の講演などを研修で無理やり聞かされるわけであるが、
現在の生活保護の人数(200万人)は行政により不当に制御されている。
恐れ多くも「日本国憲法」で明記された基本的人権、生存権を満たすまで・・・・
健康で文化的な・・・生活が出来ない人達がこの数倍も居るのだから、どんどん増やすべきである・・・と言っているのである。

やっぱり大学の先生は、庶民と考えることが違っぺ。
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