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2015-05-04 12:21

今時の区議選

統一地方選挙が終了して、すでに10日が過ぎた。
外出中に議員を路上で見つけて「良かったね」と声を掛ける時期も、ほぼ終了した。
区議会のホームページは未だ「更新中」であるが、いつものペースである。
わが区の投票率は40%程度と、またも減少した。
区に住み続けたいという住人が94%だったか、96%だったか忘れたが圧倒的な数字に達しており、
財政的にも良好で、必要な施策には重点的に予算が配分され、
区政への満足度が高くなるにつれて、投票率は下がり続けている。
棄権という「白紙委任」を決め込む人が増えているのであるが、これは極めて危険である。
私の感覚では投票率が50%ぐらいにならないと「自治」が、政治団体、宗教団体の組織票に負けてしまう。
今回の選挙でトップ当選は自治側が獲得したものの、上位当選は組織票軍団に占拠されている。
かなり危険な状態で、もっと真面目にやらないといけない。

さて、我が国の地方自治は伝統があり、戦後に米国の指導で導入されたものではない。
投票率が低いと「地方自治を理解しない遅れた日本人」などとマスコミはホルホル喜ぶが、見当違いというものだ。
日本の自治の歴史は古代からのものである。
我が区内を見ても地域により大きな特徴がある。
それぞれの地域に、それぞれの一族が居住して、それぞれの氏神を祭っていた。
別の地方から一族・郎党が異動してきて新田開発をした場合は、神社持参でやってきた。
「あの神社は、あの一族が移ってきた時、持ってきたものだ」という話は、私の近所にもある。
この一族が神社を持参したのは出自の関係である。
多くの場合は移動してきても新しい土地で、その土地の氏神を信仰する。
そうなると氏子の間でグループが出来る。
そのグループの間を調整する話し合いの場が必要になる。
町内会のメイン行事は氏神を祀る神社の「祭り」である。
これをベースに防犯(痴漢、引ったくり、空き巣防止、振り込み詐欺対策など)
防災(放火防止の町内パトロール、防災訓練、消防団)など地域の関係する、様々な対策を行う。
さらに老人会、婦人会、子供会が組織され、定期的に運動会、食事会、旅行、懇親会が開催される。
これは、古代、中世、近世を通じて存在したものだと思う。
戦後、GHQは町内会を解散させた。
その後、復活して少なくとも1980年頃までは、区内のそれぞれの氏子グループが良い気味で競争関係にあった。
それぞれのグループが区議を擁立していたので、区議選があれば上位に各町内会に縁のある議員が並んだ。
多くは政治的に無色透明で実務家の無所属か自民党であった。
新自由主義者や維新の会などが批判する守旧派である。

議員の仕事は地域の話し合いで出てきた行政への要望を、陳情と言う形で議会に提出することにあった。
現状では、行政の方が大きく進歩して、議員を通して陳情しなくても、行政のダイレクトに要望して実現することが多くなった。町内会を核にして形成された区民組織と区長及び区の役員、行政の責任者との情報交換が頻繁に行われている。
この連携により無駄な出費は削減され、必要な場所に必要な金が回る仕組みができている。

こうした自治組織は1990年以降の地価高騰とマンションの林立により崩壊過程にある。
マンションはそれぞれ自治会を持つという理由で町内会に加入しない。
我が町内でもマンション住人の方が、一軒家に住む人より多くなっている、
そのため地元の小学校と共同で防災訓練を実施しても、80%は町会に加盟していない世帯の子供達と保護者である。
そして、彼らと話をするとマンション・アパート住人には地域の情報が行き届いていないのは確実だ。
これが今回の投票率40%の背景にある。
現状では自治勢力と組織政党勢力のみが選挙権を行使しており、
町内自治活動に参加せず、さらに支持政党がなければ選挙には行かない。
選挙終盤の「名前の連呼が五月蠅い」「何の意味がある」と怒るばかりである。

さて、組織政党の議員が増え過ぎると困ることがある。
是非、地方議会の議事録をホームページで読んで戴きたい。
地方議会は住民の陳情について協議し評決する場である。
生活上の諸問題の解決は行政とのダイレクトの情報交換で解決するので「議員はいらんわ」とはならないのである。
変な陳情が上がって来たら、ちゃんと議会で否決してもらわないとグレンデール市のようになる。
そのためには、常識ある議会人を増やす必要があるのだが、
住民が自治を忘れると組織政党が議会で勢力を増す。
彼らは反原発とかアベノミクスは失敗したとか、国政レベルの質問を区長にすることになる。
そういうのは国会でやって欲しい。
さて、今後の対応であるが、アパート・マンションの住人への働きかけが重要である。
今期は町内会とマンションの自治会との連携を図るために訪問活動を行う。
声を掛けてみると、やりたいと言う人が意外と多い。
今や町内会はお祭りのために組織である前に防犯・防災組織である。
まずは、地域の自治と係わる人を増やし地方自治に常識を取り戻すことが重要である。
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