2015-02-15 13:40

いつまで成長しない戦略を続けるのか?

ようやく新年会の季節が終わった。
毎日、飲んでいたので、押し寄せる情報の渦に飲まれ、誰の話か覚えていないが
「米国市場の自動車年間販売が1700万台に迫るなんて、読みを誤った」と誰か言ってたな。
毎月、統計データを見ていれば、読み違うことはないのだけども、
日本のマスコミ情報に浸かっていると、同じデータを見ていてもバイアスが掛かってしまう。
だからマーケティングをやる人間は日本のテレビを見てはいけない。新聞を読んではいけない。
日本経済新聞の記事には罠が隠されているから絶対購読禁止だと言ってるのに。

米国オートデータの数字では、2014年の米国市場の累計販売台数は対前年比5.9%増の1652万台であった。
これは2007年の1615万台を上回り、2008年秋のリーマン・ショック後の前代未聞の落ち込みから完全に抜け出した。
以前、伸び率から年率換算で1698台程度という数字が出てたので「1700万台に迫る」という数字はそこから来たのだろうが、確かに迫りつつありますな。
ガソリン価格が下がったことでSUVやピックアップトラックが好調で、この分野を得意とする米国メーカーがえらく元気でんがな。これに比べると日本車は堅調に推移というところ。それでも多くは2ケタ成長ですからね。

日本の報道に浸かっていると「米国の力は衰えた」「欧州は不況だ」「露西亜はもう駄目だ」「中国経済は崩壊する」というような話ばかりであるが、米国はリーマンショックで大きく落ち込んだが、その翌年から回復しており、欧州は米国に比べると回復が遅いけど日本よりは「まし」なんですけど。
米国は「ニューディール」など公共投資もばっちりやり、補助金もじゃかすか使いましたからね。
欧州はユーロ四の字固めに・・別名財政再建固めに引っ掛かり米国のよう自由に財政出動できないので、回復が遅れているだけ。
そして、米国よりもさら自由奔放に財政出動している中国も、バブルが崩壊すると言われてから幾年月、まだ続いていますけど。

日本だけが、ひたすら「成長しない戦略」を採用し、少し景気が回復すると財務省勝元次官の「消費税固め」で、むりやりにでもマイナス成長にしようと必死になるのは何故なんでしょうか?

保守派の人達もグローバリゼーションを否定するなら、まずは国内景気をせめて欧米並みにして下さい。
欧米諸国も経済が成熟した先進国ですが、それでも成長しているのです。

リーマン・ショックの前は米国の景気が良かったので、日本も大企業だけは恩恵があった。
でも、その米国景気の原資ちゅうか「銭」は日本から流れたもの(円キャリー)。
米国は景気が良いものだからクリキントン大統領時代に中国に進出し、中国の景気を急拡大させる。
それで恩恵を受けたのが米国より前に中国に進出していた欧州。
リーマン・ショックの後も中国だけは成長したので欧州は恩恵を受けた。米国も同様。

そして、今、米国市場がリーマン・ショックの前の水準を超える景気となっているが、
日本への恩恵は少ない。
民主党の3年間の超円高時代に多くの企業が工場を海外に移したからです。
だから、2014年は円安でも自動車輸出は増えなかった。
民主党政権の前と後では経済構造が変わってしまったのです。

ですから、これからも「成長戦略という名の成長しない戦略」を続けると・・・まずいと思いますけどね。
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