2015-02-02 10:33

組合の決算

そろそろ組合の決算の季節である。
今期は組合の利用が活発で剰余金が出るのは確実。
利用状況に応じて組合員に戻すことになりそうだ。

ようやく余剰金を戻せるまで成長したかと感無量である。

組合が儲かると、必ず「この不景気で組合だけが儲かり、ウチらは駄目だわ」とジョークを飛ばす組合員が出てくる。
これを聞いて、事情の分からない連中は、組合が組合員から収奪していると思ってしまうらしい。
過去に組合に付いて書かれたルポなどは、悪い冗談を真に受けて書いている。
農協さんも、そんな連中の書いた本のために酷い目にあってますな。
組合に利益が出たら期末には、組合員にお返しするのです。
基本的に来期に利益を繰越しません。
組合員に再配分する仕組みは法で定められており、
これにもとづき各組合の定款に定められているのです。
ですから組合だけが儲かっても、その儲けは組合員に再配分してしまうのです。
組合には何も残さないのが普通で、
工作機械の更新費用の積立てなどは残しますが、理由なき内部留保はありません。

組合の事業部門が儲かってしまうのは、考えてみれば当然なんですね。
だってメインの商品分野なんですから。

共同生産を例にとって説明すると・・・
A組合員はABCの商品を生産している。
B組合員はADEの商品を生産している。
C組合員はACEの商品を生産している。

この3社が共同生産しようとすればA商品となるでしょう。
B商品ということはないし、D商品もありえない。
A商品だけがABCの3社とも生産しているということは、
A商品が各社のメイン商品であり、かつ市場で確実な需要があるということなのである。
そのためA商品を組合の工場で生産すれば、
1社で生産するより3社分がまとまるので大ロットで効率的な生産が可能となる。
これにより各社とも原価を大幅に下げることが可能となる。

要するに組合で共同生産するのは各社のメイン商品であり、
大量生産でコストを下げる事が出来る。
だから儲かるのは当然なのです。

A組合員の生産するB商品は他の組合員は生産していませんので共同生産の対象になりません。
B商品は特殊なニーズに対応したもので、業界のメイン商品ではない。
A組合員にとっては、嬉し楽しい赤字商品なのです。

なぜ、赤字商品が楽しいか、それは何時かは黒字商品になる可能性があるからです。
今の黒字商品は、以前は赤字商品であり、将来は赤字商品に転落する恐れがある。
嬉し楽しい商品ではないので、組合の工場で共同生産してコストを下げるのです。

組合が儲かると、必ず「この不景気で組合だけが儲かり、ウチらは駄目だわ」とジョークを飛ばす組合員が出てくる。
このジョークの中に「でも、ウチは嬉し楽しい赤字商品を必ず成長させて見せるで」という決意が入っているのです。

本当に組合に収奪されていると思ったら、退会すれば済むことです。
そうすれば、入会時に払った出資金は返却されます。
それだけの話です。







スポンサーサイト
  1. 社長太平記
  2. TB(0)
  3. CM(0)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する