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2014-12-18 00:21

大手からやってきたケオトス氏の肖像

業界の老舗にして堅実経営の某社。
この会社には30年以上の付合いになる業界を知り尽くした幹部が居た。
確かにキレ者ではない。
何処から見ても「良い人」であり、あまり理屈は云わず体育会の乗りで問題を解決するタイプ。
顧客からも仕入れ先からも好かれ、かつ同業者からも好かれていた。
ところが・・・3年ぐらい前から、一人減り、二人減り、三人減りと次々と幹部が失脚していった。
いったい何が起きているのか?
社外からはさっぱり分からない話であった。
そして・・・ついに誰も居なくなった。

本日、某老舗の取引先から「あの会社は最近変なんですけど、どうなってるの」の問い合わせがあり、その後、情報を集めて愕然とした。
リーマン・ショックの後に大手をリストラされた人材が中小企業の中途採用に殺到する事態が発生した。
「うちも余裕があるわけではないけど、大手で活躍していた優秀な人材を採用できるのは今しかないとい思って採用したのだよ。新しい風を入れたいと思ってね」と、そこの社長は云っていた。

それが・・・。

「弁舌爽やかなんですよ。プレゼンも信じられないくらい上手。そして努力家で、熱心で、必死で努力する」
「素晴らしいじゃないですか」
「最初は、さすがに大手で出世した人は、我々とは出来が違う」と皆、喜んでました。
「それで、実績は上がったのでしょうか?」
「それが・・・まずは会社の機構改革についての提案ばかりで・・コンプライアンスに熱心でして、その結果、優秀な成績を上げていた営業マンが多量に退職しました」
「悪い事やってたのですか?」
「どうしても目標に到達できない時に、最後の最後で数字を作るとかね」
「翌月の註文を今月に売上に入れちゃうとかの伝票上の操作を少々・・・悪習であるとは思いますけど、今月、お得意先にお願いして辻褄を合わせて来月は新規獲得で頑張るという事でやっているのです。」
「なるほどね顧客との過度な癒着ということですか。それで・・・本人は営業面で成果を出したのか?」
「営業的に良い成績を上げてどんどん出世するなら良いんですよ。」
「そうじゃないんですか」
「異業種から入って来て業界のことは、そう簡単にはわからない。それなら聞いてくれれば、いくらでもサポートしますよ」
「そうじゃないんですか」
「そうじゃないんです。業界のことを知ろうとはしないのです」
「では、どうやって」
「それは云いたくないんですが・・やはり最近の大手というところは普通じゃないことが良く分かりましたよ」

大手は減点主義なので、意欲的に何かをやって失敗すると失脚する。
何もやらない人は得点ゼロでも減点もゼロなので、失脚することはない。
その結果、何もやらない人物が生き残る。

「それだけなら良いのです。それだけではないから困る。
営業とか新規販売ルートの開拓とかの面では何もしないのですが、人の足を引っ張って奈落に突き落とすのです。
その技術は実に巧みにして熟練していて驚くばかりです。
古手の幹部たちは仕事で失敗したのではないのです。すべて醜聞による失脚ですよ」

そういえば社長は古参の幹部が不正をしているのではないかと疑っていたが・・・それはケオトス氏の仕業であったのか?

その結果、ベテランの幹部が誰も居なくなり、会社は迷走を始めたようである。
やはり、中小企業には、変な部分がり優秀な人材はにマッチしないようである。
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  1. 中小零細企業の実態
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コメント

成果主義

 主人も、某大手に勤務しております。最近、とみに意欲喪失で、精神のバランスを欠きそうです。

 主人から聞いた話では、成果主義が企業を席巻して以来、おかしくなってきたのではないですか。まじめに出入りの業者がもってきた贈り物を部に出していたら、あいつは業者と癒着しているなどのうわさが出たり。自己アピールの上手な人、成果の上がりそうなものばかり選んで、自分の仕事とする人が、どんどん出世していったようです。
 製品の不具合が出た時も、手直ししやすい部分で作業をして、本当にまずかったところは問題にされなかったりすると、その担当がマイナスにイメージを持たれたり。不具合を出さないようにしても、当然で、不具合を出して、それを直したほうが評価されたり。管理職の見る目がどうなっているのかなと思ったりしたことがありましたね。(主人の偏った見解でないと思ってますが・・・) 
海外駐在もあまり評価されません。日本に戻ると、役職の格下げだったりします。もちろん会社によってまちまちだと思いますけど。
  1. 2014-12-18 15:47
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  3. Cerry Blossoms #-
  4. 編集

Re: 成果主義

>  主人も、某大手に勤務しております。最近、とみに意欲喪失で、精神のバランスを欠きそうです。
>
>  主人から聞いた話では、成果主義が企業を席巻して以来、おかしくなってきたのではないですか。まじめに出入りの業者がもってきた贈り物を部に出していたら、あいつは業者と癒着しているなどのうわさが出たり。自己アピールの上手な人、成果の上がりそうなものばかり選んで、自分の仕事とする人が、どんどん出世していったようです。
>  製品の不具合が出た時も、手直ししやすい部分で作業をして、本当にまずかったところは問題にされなかったりすると、その担当がマイナスにイメージを持たれたり。不具合を出さないようにしても、当然で、不具合を出して、それを直したほうが評価されたり。管理職の見る目がどうなっているのかなと思ったりしたことがありましたね。(主人の偏った見解でないと思ってますが・・・) 
> 海外駐在もあまり評価されません。日本に戻ると、役職の格下げだったりします。もちろん会社によってまちまちだと思いますけど。

日本式経営が否定されて成果主義が導入されたのは小泉構造改革が始まった時期ですね。
それから10年以上が過ぎており、いよいよ日本の大企業が壊れはじめました。
中小企業は優秀な人材が来ませんので、それぞれの社員の良い所を生かして弱い所を皆でフォローして、チームで目標に向かい頑張ろうという日本的経営しか取りようがないのです。
大企業はそれぞれの個人に目標を与えて、その達成度合いで評価する成果主義ですが、個人プレーですのでその仕事のプロセスは外部からは見えにくい。そこで社内で競争相手を追い落とすために意図的にスキャンダルが流されると、今度は弁明が難しくて失脚してしまうのです。
中小企業でも成果主義について議論されたことがありましたが、結論は「馬鹿じゃないのか?」ということでした。成果主義は損益計算書だけ見てバランスシートは見ない。営業利益の外側に営業外損益もあるのです。
大企業はバランスシート経営を五月蠅く云う割に、バランスシートを壊すかもしれない成果主義を導入するなど矛盾しています。従業員を騙して使うつもりなのでしょう。

御主人も大変と思いますが、早めに良い子会社を選別して、そこに移籍するような算段をした方が人生が楽しめますよ。





  1. 2014-12-19 11:18
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  3. 友遊 #-
  4. 編集

心理学
 
報酬による意欲の減少

 自分の楽しみのために行っていると認識している行動に報酬が与えられると、報酬のために行動しているという理解もするように変化してくる。その後、報酬がもらえなくなると予想できる状況では、もともと報酬が与えられなかった人に対して、行動意欲が減少してしまうことが知られている。アンダーマイニング効果とも呼ばれる。

 成果により報酬を与える事は必ずしも意欲の増加にはつながらないのです。

  1. 2014-12-19 14:47
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

茶坊主政治の愚です

ひとを貶める事で自分の評価を上げようとする。古今、洋の東西を問わず組織を蝕む悪弊です。
がしかしこんな中に入ると実に大変ですね。
自分の属する組織がそんな茶坊主に蝕まれたらどうするか、これは友遊さんが一つの明快な解答を出されているので、これ以上言は不要でしょう。
もう一つの側面、その会社の社長さんなら如何すればいいか。
勿論茶坊主を排斥するに越したことは有りませんが、事は簡単ではない。特に自分の下半身問題を茶坊主に握られていたりすると大変ですから。

成果主義と言うのは実は極めて難しい問題で、成果を無視すれば人は去ってゆきます。
しかし成果だけだと良い人材は矢張りいなくなります。

そこで昔からの人の使い方と報酬に関する言葉を。
「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」
これは西郷隆盛の言葉だとか、織田信長の言葉だとか言われますが、実は出典は今から3600年も前、中国の書経と言う書物に出てきます。
「徳さかんなるものは官をさかんにし、功さかんなるものは賞をさかんにす」と言う言葉です。

書経は儒教の主要な経典五経の一つなので、戦国時代、江戸時代、そして明治になっても読まれてきたものです。
日本の精神文化の原点の一つですね。

尚西洋にも全く同じ言葉あります。
「能力と意欲のある者にはチャンスを与え、成果と貢献のあった者には報酬で応えよ」

人事の基本はこんな所ですね。
  1. 2014-12-20 10:16
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 心理学
>  
> 報酬による意欲の減少
>
>  自分の楽しみのために行っていると認識している行動に報酬が与えられると、報酬のために行動しているという理解もするように変化してくる。その後、報酬がもらえなくなると予想できる状況では、もともと報酬が与えられなかった人に対して、行動意欲が減少してしまうことが知られている。アンダーマイニング効果とも呼ばれる。
>
>  成果により報酬を与える事は必ずしも意欲の増加にはつながらないのです。

本質的に考えると、その通りなんだと思います。
大企業の総務部には「総務部預かり」の人達がいっぱいおります。
各部門での過剰なミッション、社員間の競争と裏切りとパワハラで壊れてしまった社員は、左遷させるのも不可能ということで本社に返品されるのです。さしあたり仕事はないので、総務部預かりとなり、辞めて戴くのを待つわけです。こういう世界で出世したのが経営者ですから、もうどうにもなりません。



  1. 2014-12-20 12:23
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

Re: 茶坊主政治の愚です

> ひとを貶める事で自分の評価を上げようとする。古今、洋の東西を問わず組織を蝕む悪弊です。
> がしかしこんな中に入ると実に大変ですね。
> 自分の属する組織がそんな茶坊主に蝕まれたらどうするか、これは友遊さんが一つの明快な解答を出されているので、これ以上言は不要でしょう。
> もう一つの側面、その会社の社長さんなら如何すればいいか。
> 勿論茶坊主を排斥するに越したことは有りませんが、事は簡単ではない。特に自分の下半身問題を茶坊主に握られていたりすると大変ですから。

その会社は、やはり最後に気づいて茶坊主を切ったようですが、
古手の幹部が全部、やめてしまうましたから、全くの素人を幹部にするしかなく、
その素人が「うちに来て、わけのわからない事を云っているが、あの会社どうなってるのか・・あんた知らない?」と問い合わせがきたわけです。

>
> 成果主義と言うのは実は極めて難しい問題で、成果を無視すれば人は去ってゆきます。
> しかし成果だけだと良い人材は矢張りいなくなります。
>
> そこで昔からの人の使い方と報酬に関する言葉を。
> 「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」
> これは西郷隆盛の言葉だとか、織田信長の言葉だとか言われますが、実は出典は今から3600年も前、中国の書経と言う書物に出てきます。
> 「徳さかんなるものは官をさかんにし、功さかんなるものは賞をさかんにす」と言う言葉です。
>
> 書経は儒教の主要な経典五経の一つなので、戦国時代、江戸時代、そして明治になっても読まれてきたものです。
> 日本の精神文化の原点の一つですね。
>
> 尚西洋にも全く同じ言葉あります。
> 「能力と意欲のある者にはチャンスを与え、成果と貢献のあった者には報酬で応えよ」
>
> 人事の基本はこんな所ですね。

私達のグループで一番元気で売上が大きく伸びている会社があり、その新年会に呼ばれたのですが、
その会社は社員一人一人の目標が無いのだそうです。使命なんてのも無い。
では拠点の目標はあるでしょう?
と聞いたら「それも無い」とのこと。
「あんたね、社員に目標が無くても、拠点に目標があれば拠点長が社員に割り振るので同じことでしょ」と社長に云われました。「毎月決算」の大企業ではとてもできないことです。

社員一人一人が最善を尽くしていれば、それで良い。
最善を尽くした上で、会社を大きくするのに貢献したと皆が思える人には、会社も報酬で応えましょう。
小さい会社なので、誰が頑張っているかは誰もがわかります。

頑張った社員の給料が上がっても文句を言う人はおりません。
男でも、女でも、老人でも、若くても、ベテランでも、中途入社でも、同じようにチャンスがある。
それが中小企業の良いところです。






  1. 2014-12-20 12:51
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

Re: Re: 成果主義

アドバイス、ありがとうございます。
 残すところ、あと2年ほどなので、今度の誕生日で退社することに方向を定めてます。
 報酬と意欲の話、とても興味深いですね。日本式の経営は、人を育てることに特徴があるのでしょうか。社員にいろいろな形で投資していたと思います。この頃は、即戦力を重視しているのかなと、主婦目線では、思っています。
 
 ここは、自分の全く知らない世界なので、毎回とても興味深く読んでます。
  1. 2014-12-20 23:52
  2. URL
  3. Cerry Blossoms #-
  4. 編集

Re: Re: Re: 成果主義

> アドバイス、ありがとうございます。
>  残すところ、あと2年ほどなので、今度の誕生日で退社することに方向を定めてます。
>  報酬と意欲の話、とても興味深いですね。日本式の経営は、人を育てることに特徴があるのでしょうか。社員にいろいろな形で投資していたと思います。この頃は、即戦力を重視しているのかなと、主婦目線では、思っています。
>  
>  ここは、自分の全く知らない世界なので、毎回とても興味深く読んでます。


私の知りあいで、某超大手に居た人間ですが、今は子会社で精神の平安と社会への貢献に勤しんでいるのがおります。彼と話したのですが、本社は生存競争が厳しくて、途中から生き残りを諦めて、上手に弾に当たるようにしたと言ってました。弾に当たれば、競争から脱落したことになりますので、子会社に左遷される。
それほど年を取る前に左遷されると、子会社で成績を上げて地盤を築くことができる。
自分の受け入れてくれる子会社を早くから探しておいて、弾に当たった時は、子会社からプロポーズしてもらうと良いようです。当てもなく辞めてしまうと駄目ですので、そこのとこ上手にやってくださいね。

  1. 2014-12-21 12:48
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

ありがとうございます。子会社は全然、考慮してませんでした。地元に戻るには、たぶん、無いのだと思いますが、主人と相談してみます。いざ、やめると目の前に迫ってくると、一応技術畑ではありますが、よそに行って何ができるのかと考えてしまいますね。中小に働いていた方のほうが、いろいろ経験が豊富で、なんでもできそうですね。
  1. 2014-12-22 22:06
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  3. Cerry Blossoms #-
  4. 編集

以前の会社で

責任者をやっていた某大手企業出身という御仁がこのタイプでした。

弁舌は爽やか、口は巧い、しかし、とにかく人のやる事にケチばかり付ける。資格はあり、書類作成とかの庶務は巧いから一応責任者にするのだが実務面をまともにやらない、実務で動いてる連中を馬鹿にして上から目線でものをいう。自分は時間があっても自分の仕事じゃないからといって現場のサポートをしない、一応官庁から仕事をもらってるのでその対応をさせるのですが、これも相手kらその実力を見透かされ、最終的に責任者の変更を迫られるという事態です。更に自分で改革案を出したりすることは熱心なのですが現場をよく見ないから(というより現場が嫌がって教えないのですが)肝腎の所が分からないので結果が出ない、酷いものでした。

何でも社長の友人関係で資格等の点で来てもらったらしいのですが現場では使えないからやめてくれの繰り返しでした。一体あれは何だったのだという思いで一杯です。

形の上では以前の会社の社長がラブコールを出したということらしいのですが、本当に困りました。大企業はあれでもいいんだろうね、というのが現場の感想でした。本当に疲れました。

子会社や再就業先にとってみると本当に厄介だと思います。新に再就業先のことを理解し動いてくれればいいんですが、習い性になってるとこれはほんとうに難しいです。

再就業されようという方に申し上げるのは何ですが、自分のためになるということと同時に相手の会社に良いことだと本当に思えるような選択をしてほしいと思います。そこで下手を打つと零細企業では仕事を失いかねないからです。
  1. 2014-12-23 12:44
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  3. kazk #cPv2SIBE
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