平成25年度の我が国経済は、長引くデフレからの早期脱却と経済再生を図るための諸施策が政府により実施されたものの、中小企業は電気料金、燃料・原材料の高騰に伴うコスト増により収益状況が悪化しており、景気回復の実感が伴わない厳しい状況が続いています。
GDP成長率(実質)も1月~6月までの前半期はなんとか1%の成長を維持できましたが、7月~12月は大幅に減速して0.2%成長に留まりました。
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政府も一次速報では10-12月は1%の成長と言ってました。
3月10日の2次速報では0.2%のに下方修正。
消費税の駆け込み需要があっても、この有様ということは、本当に心底悪い業界があるという事です。
私は去年の5月頃から「原材料と経費増加で厳しくなってるので消費税増税はちょっと待て」
と書いてきたのであるがs・・・。
5月頃から内需中心の中小企業は厳しくなっている。
その結果が7月以降に数字で出てきている。
もっと現場のセンサーから情報を取って欲しいが・・・・
政府のセンサーは三木谷みたいなのばかりだから壊れてます。
施策のポイントがずれているんですよね。
小規模企業活性法もねえ。
国金の貸付限度額を1500万円~2000万円にした?
だから、どうした?
調子の悪い企業は借りられません。
赤字会社が70%というなかで、30%の黒字会社は内部保留があるから借りる必要ない。
借りる必要のない会社に良い条件で貸して、借りる必要がある会社には「倒産する恐れあるから貸さない」。
金を返す必要に無い「起業資金」もねえ。
「適当な企画書を作成する。金が取れたら成功報酬で30%寄越せ。あとはドロンパ」という商売が始まってます。
日本再生戦略も「3013年から5年間で新たに1万社の海外展開」だと。
まずは、国内市場を再構築と市場開拓でしょう。
順序を完全に間違えてるわ。
政府や地方自治体が短期的に特別の技術を持つ会社に投資したり、
共同で経営するようなことをやらないと駄目ではないか?
経営が軌道に乗れば資金を引き上げて、黒字会社として税金を払ってもらえば良い。
新自由主義者は役人の任せると非効率で、民間に任せると上手く行くと法螺を吹いたが・・・
民間が優秀なら赤字会社が70%、80%のはずがない。
民営化すればイイカゲンなのはJR北海道の事例で分かったでしょ。
もはや金を貸したり補助金を出して「後は朧」では駄目なのです。
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