一度、停電すると復旧するまで数時間掛かることがあり、
家族団欒の夕食時期の停電なら食卓に蝋燭を置いて、その灯りの中で食べえた。
若い人は、こうした経験は無いだろう。
今の日本は世界で最も停電の少ない国になっているからだ。
「需要家1軒あたりの年間停電時間」はドイツが37分、フランスが57分、英国が100分。米国カリフォルニア州が162分。これに対して日本は16分である。
日本では送電自動化システムが導入されているので、需要にフレキシブルに対応できる。
欧米では、これがないのでスマートグリッドを導入して対応している。
イーダなどは日本の方が進んでいるとは想像できないのか、橋下はんなら騙せると踏んだのか?。
大阪は「スマートグリッドの導入と節電に賞状を出すことで、原発は要らない」とやってましたな。
日本の電力供給の安定性は、日本の至宝であり、
さらに、それを前提に社会システムも企業のシステムも作られていることだ。
今、停電が起これば甚大な影響が出る。
それは2011年の東京の計画停電で実証済みである。
停電したら会社は休業するしか方法は無い。
あの時、23区の殆どは計画停電猶予だったので、知らないだろうが、
対象地区となった足立区や多摩地区からの注文が全く入らない現実があったのだ。
だって現在の注文はコンピューターオンラインですからね。
そして、安定供給を支えるのは、天候だよりの自然エネルギーではなく
原子力発電であることは普通に考えれば理解できる。
東京の一般家庭の電気料金は8%強値上されている。
企業は最大18%も値上されている。
経済産業省の役人用のエレベーターは停止したまま階段を徒歩で上がっているらしい。
いつまで茶番を続けるのか。
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