2013-11-16 12:09

企業の内部留保のお銭はどこから来たのか?

企業の内部留保( retained earnings)とは、企業が経済活動を通して獲得した利益のうち、企業内部へ保留され蓄積された部分のことである。

社内留保、社内分配とも呼ばれることもある。

日本企業の過去から累積した利益の留保額全体は200兆円を越えるらしいが、当社にはありませんのや。

 

WIKIの内部留保の項目に掲載されていた表でんがな。

これを見ると景気が良くないのに近年は伸びてますが、何故でしょうね。

 

 

これは米国式会計の導入と金融ビックバンと・・・金融監査マニュアルと関係あるんです。

まあ、竹中はんなど新自由主義者の考えを導入した政策ですな。

 

私も起業する時は「内部留保」はある程度必要だな・・・とは思いましたよ。

でも、それは小市民の家計の感覚でしてね。会社経営の話ではない。内部保留は必要なかんべと、直ぐに思いました。

国の借金も心配することないのと同じで企業には内部留保は要らんのです。

企業はさっと仕入れて、さっと販売して、さっと支払って、残った利益は従業員に分配しておわり。

これで何の問題があるのでしょうか。

宿便のように腸内に・・・社内に溜め込む必要はありません。

江戸っ子は宵越しの金は持たない。

五月の空に泳ぐ鯉幟のようの口から入って、尻尾から出て行く。

内部に溜めないので、お金は社会に回って、自分のところに帰って来る。

これが日本式の・・・室町時代から続く日本の商売の鉄則です。

赤字で会社は潰れない、金が回らないと会社は潰れる。

ですから黒字でも倒産する。

 

赤字で困るのは税務署だけだと思ったら・・・・

株主というのが居ました。

でも日本の中小企業の株主は社長と親族なので、文句は言いません。

「今期も赤字ですいません」(社長)

「いいのよ。社員の皆さんを大切にしてね。私等はお金を出しただけで何もしてないもの」(株主)

 

でも米国はそうではない。

それで小泉構造改革で急に株主利益と言うのが言われた。

米国企業が日本企業をM&Aしても、今のままでは美味しくないので、米国式に株主に配当できる会社にするように・・。

 

ははああ・・・。

 

ということで、米国式の連結決算導入。

 

これが現場レベルだと・・・取引先の社長との対話。

 

「イやあ、驚きました。これから毎月決算なんですわ」

「ええ、何で?」

「ウチはニューヨークに上場している某大手企業の連結子会社の子会社なんですわ。ですので、これからは毎月決算・・毎月黒字を目指せと」

「それは無理というもの、商売には波があるのが分からんのかねえ。えらいことですな」

「辞めたくなりました」

 

ところが・・・それからが大変。

 

この取引先に親会社から新社長が赴任。

「この会社の財務体質は極めて悪く、利益が出ていない。自己資本比率も低く、内部留保も足りない。これから業界標準のバランスシートになるよう改革をする」と宣言。

 

ところが・・・景気が良くないので、売上は伸びない。

それに、この会社の販売品目は今後は伸びる気配無く・・・安定。

 

でも、どうしても「バランスシート良くしないとならんのじゃああ」。

と社長は冷徹な判断。

 

まずは給与の高い中堅社員の給与を理由を付けて下げる。

できたら怒って自主的に辞めてもらうと助かるなあ。

 従業員の新規募集を控える。

 

次に当社のような取引先に・・・仕入価格の値上を行う。

その結果、当社を始め取引先は粗利が減って・・・中には倒産する会社が出る。

そのため回収不能の債権を抱えて新社長は怒る・・・でも原因はあんたなのよ。

分かるかなあ。 分かんないだろうね。

 

 これが内部留保が増えた理由なのである。

一部の大手企業の内部留保の金は従業員への減給と、中小零細企業の粗利収奪・財務毀損から来たものなのです。

 

 今さら、それを吐き出せと言うなら、全てを竹中以前に戻してから言うべきでしょう。

AUTHOR: kazk DATE: 11/17/2013 18:11:29 まあ、旦那もizaの方が使いやすいのか最近はこちらで更新ですか。 「実業の世界」と「気分は友遊」ですが少し表示が変なのは小生のPCだけでしょうか。実業の世界は前後したエントリーのビデオの表示になってました。再生すると正しいものを表示するので何かの間違いでしょうか。 気分は友遊の方は11/15以後にアップしたものがみなビデオがあってません。なんかおかしいようです。 それはともかくこの手の話がすぐに出てくるのは旦那のブログくらいなので重宝します。企業の内部留保の増加とか、株式配当の増加とか、税法上の問題と化が絡みあって酷いことになってるのですよね。 結局、この国について行なった改革とやらが全て無駄であったということなんでしょうか。実に無駄の日々であったと思います。何か少しくらいまともなことはなかったんでしょうか。
スポンサーサイト
  1. 日本経済
  2. CM(2)

コメント

EXCERPT:
  1. 1970-01-01 09:00
  2. URL
  3. #79D/WHSg
  4. 編集

KEYWORDS:
  1. 1970-01-01 09:00
  2. URL
  3. #79D/WHSg
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する