2013-09-26 12:12

消費税の衝撃:9月には運転資金が足りなくなる

前の会社でも9月になると運転資金が足りなくなり、銀行から借り入れるのが常態化していた。

だから9月にはあまり良い思い出が無い。

 

どうして、そうなるかと言えば3月末が決算。

それから法人税等などの申告書類を作成し、

株主総会で承認。

それで5月に・・法人税は赤字なので払わないがドーンと消費税を払う。

つづいて6月にボーナスを払う。

もともと利益から払うのだが、ドーンと消費税を払った後なので、現金が消えて、もはやドーンとは払えない。

それでも、ボーナスでローンを払う社員もいるので、できるだけ現状維持で払う。

すると・・・7月、8月と営業して・・・・9月には運転資金が足りなくなる。

 

そこで銀行から借入するのだが、基本的に赤字会社には貸してくれない。そこを何とか頼みこむのだが、その間にも資金がショートする恐れがあるので・・・・

 

「あんた、いくらか会社に金子を入れられないか?」

「ええ・・・もう、貯金はありません」

「去年も入れたでしょう、まだ返してもらってません」

「ショートしそうなんじゃ」

「会社が倒産したら、わしらの責任は重大だ」

 

・・・・てな感じで役員会議が開催される。

 

こうして役員からの短期借入金と銀行からの少額融資で、この危機を乗り越えると、来年の3月決算までは持つ。

 

しかし、少額といえども借金は毎年多くなる。

 

この悪循環が始まったのは1997年の消費税率のアップである。

あの2%のアップが辛かった。

 

3%の時代は黒字で消費税も払い、法人税も払えた。

ボーナスも運転資金まで手を付けることなく払えたし、黒字なので銀行も金を貸して呉れたので、新規事業に投資が出来た。

 

全てがおかしくなったのは1997年の3%から5%の消費税率のアップである。

これは当社だけの話ではない。

多くの中小企業はまだ1997年の痛手から回復していない。

それなのに、5%を8%に上げると、もはや耐えられる会社は少ないだろう。

 

前にも書いたが消費税はデフレを促進する仕組が組み込まれている悪魔の税制である。

 

http://yuyuu.iza.ne.jp/blog/entry/3190123/

 

 

デフレ下では買い叩きが激化して、価格に転嫁できるのは大手だけである。

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