2013-08-29 11:54

昭和30年代の社長漫遊記の時代の話をされてもね

『三橋貴明の「新」日本経済新聞』

2013/08/28掲載の謎の男

東田剛氏の以下の文章。
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内閣人事局を創設して、そこで官僚の幹部人事を一元化するのだそうです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130628/plc13062810080004-n1.htm

現在、首相官邸が判断する局長級以上の人事は200人規模ですが、内閣人事局は審議官級以上の600人規模にまで関与することが可能になるそうです。
これで政治主導を実現したいんだそうです。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2201Q_S3A820C1000000/

 アホらしい。

 組織というものがまるで分かっていませんな。

 人事評価というのは、同じ組織の内部での評価、しかも上だけでなく、下からの評価も重要です。それも、普段からじっくり、その仕事ぶりを見ないと、正しく評価できません。
 それなのに、官邸で一元化して、600人も適正に評価できるわけがない。
 普通の会社でも、経営層だけで600人も評価するなんて、あり得ないでしょう。
 しかも、民間企業と違って、行政組織は、各省によって所掌する範囲や分野は全然違います。
 教育行政に長けているかどうかは、文部科学省が評価し、名将かどうかは防衛省が判断するのが一番いいに決まっている。

 政治家が官僚を使いこなしたいのは分かります。政治主導もいいでしょう。

 でも、民間企業にお勤めの皆さん、ご自分の経験に照らして想像してください。

 社長のリーダーシップっていうのは、人事権を振りかざすことですか?
 違うでしょう。
 社長の人格・識見に、社員が共感したり納得したりして、ついていくことでしょう。
 社長にたてつく部下がいても、議論しあい、妥協点を探り、時には喧嘩をしながら、でも排除しないで、社長と社員が一体となる。これがいい会社、強い会社でしょう。
 人事権を振りかざして部下を動かすのは、一番、みっともないやり方、狭量なトップのやり方です。

 なぜ人事権を振りかざすのが良くないのか。
 人事でリーダーシップをとろうとするトップの周りには、ゴマすりの取り巻きが集まるようになるからです。
 歴史小説でよく出てくる「君側の奸」って奴です。そういう国は滅びていき、そういう会社は腐っていきますね。

 内閣人事局が出来たら、官邸や永田町へのお参りに励むゴマすり官僚が激増するでしょう。
 それから、官邸からでも見えやすいパフォーマンスに走り、見えにくいけれども重要な仕事には、誰も手を着けなくなる。
 まして、官邸に諫言するような気骨ある官僚はいなくなる。
 官邸は、毎晩、取り巻きたちの「イエス、オ~ゥ、イエス!」という絶叫が鳴り響くようになるでしょう。
 そんなんなったら、安倍政権は、AV政権です。

 組織の何たるかを分かっていない人に限って、政治主導とか行政改革とかに熱心になります。

 民主党しかり、みんなの党しかり、維新の会しかり。
 行革を掲げる政党は、どれも自分の党組織がぼろぼろでしょう。組織の何たるかを知らないからです。分かりやすいですね~。
 ちなみに、組織の何たるかを知らない人は、新自由主義者が多いです。新自由主義の理論の世界は、利己的な個人だけで、仲間を大事にする組織は存在しませんから。

 ということは、安倍首相も、組織の何たるかを分かっていないということでしょう。
 ていうか、最近、この政権、何から何までダメに見えるのですが、気のせいでしょうか。

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まず、驚くのは「首相官邸が判断する局長級以上の人事は200人」という事実。

 

え・・・たったそれだけなの?

これでは政策がちぐはぐになるわけだ。

企業で言えば「企業統治」が全く行なわれてない状態でしょう。外務省経済産業省、環境庁・・・・笛吹けど踊らずならわかるが、全く別の「反日おどり」を踊ってるのに、官邸が何も出来ないとは。

 

「内閣人事局は審議官級以上の600人規模にまで関与することが可能になるそうです。」

遅きに失したけど、やらないよりやった方が良いでしょう。

ただし、空缶みたいのが再び首相になると、えらいことになる心配がある。

 

空缶が社長になれば企業は倒産するが、

日本国は空缶が首相になっても潰れない。

官邸の力はかなり制限されているということ。

 

「人事評価というのは、同じ組織の内部での評価、しかも上だけでなく、下からの評価も重要です。それも、普段からじっくり、その仕事ぶりを見ないと、正しく評価できません。」
それなのに、官邸で一元化して、600人も適正に評価できるわけがない。
 普通の会社でも、経営層だけで600人も評価するなんて、あり得ないでしょう。」

評価の問題と人事権とは違うのです。

企業ではトップが平社員に至るまでの人事権を持っています。

トップは気に入らない社員を地の果てまで飛ばすこともできる。

また、人事の評価で地の果てに飛ばされていた社員を中央に戻すこともできる。

本当に実力のある人間は地獄からも帰還し、副社長、社長に昇進することもありです。

これはトップが評価すれば、人事部の評価も、上司の評価も、部下の評価も関係ないということです。

 

 

社長のリーダーシップっていうのは、人事権を振りかざすことですか?
 違うでしょう。
 社長の人格・識見に、社員が共感したり納得したりして、ついていくことでしょう。
 社長にたてつく部下がいても、議論しあい、妥協点を探り、時には喧嘩をしながら、でも排除しないで、社長と社員が一体となる。これがいい会社、強い会社でしょう。
 人事権を振りかざして部下を動かすのは、一番、みっともないやり方、狭量なトップのやり方です。」

 

残念ながら時代が変わったのです。

昭和30年代の社長漫遊記の時代の話をされてもね。
今は社内にスパイが入り込んでいる時代です。
このスパイというのは、上からの評価も下からの評価も良いのです。

「ええ人とやわあ」「彼は頑張ってるね」・・というのがスパイというのが実に多い。

また、業務上大金横領の犯人は、典型的に「ええ人とやわあ」「彼は頑張ってるね」なんですわ。

今や「相互評価の良い奴のは気を付けろ」の時代なんです。

 

ここ数年、企業では「企業統治の強化」が叫ばれてますが、社内に潜入したスパイと犯罪者を炙り出すためです。

 

日本の官僚機構にも、沢山いそうですな。

炙り出しがそれが緊急に必要だと思いますけどね。

 

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