2013-08-06 11:21

「社会保障制度改革国民会議の報告書」によせて

首相官邸のホームページに行ったら、まだ(案)しか掲載されてない。

データ部分の無い文章だけで、これでは分からん。

早く、載せてたもれ。社会福祉関連のデータ、どうも怪しいと思ってるので確認するのが楽しみである。

 

以下は(案)の文章。

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「世代間の損得論」と高齢者向け給付の持つ「現役世代のメリット」
 

年金制度や高齢者医療制度、介護保険制度を念頭に、「世代間の不公平」を指摘する意見がある。すなわち、「親の世代は、少ない負担で多額の給付がもらえたが、若い世代は負担に比べてもらえる給付が少ない」という世代間の損得論の主張である。
しかし、年金制度や高齢者医療制度、介護保険制度は、子どもが老親を扶養するという私的扶養を社会化したものであることに十分留意が必要である。

例えば、年金制度が十分に成熟する以前の世代は、親の私的扶養もしながら、自らの保険料を納めてきたのであり、公的年金の給付と負担だけをみて損得論を議論するのは不適切である。

また、介護保険制度の創設により、家計における税・保険料の負担は増加したが、一方で介護サービスが大幅に増加し、その結
果、主に女性が担っていた家族内での介護負担は軽減している。
このように年金制度を始めとする社会保障は、単に高齢世代のメリットとなっているだけではなく、高齢世代の生活保障を社会的な仕組みとして行うことによって、その子や孫の負うべき負担を軽減し、現役世代のメリットにもなっていることを考慮する必要がある。
なお、公的年金制度が遺族年金や障害年金など若い世代にも起こり得る所得喪失のリスクに対応していること、事後的な社会経済変動にも対応できる仕組みであること、寿命の不確実性をカバーする終身保障であることなど、様々なリスクヘッジ機能を有していることも忘れてはならない。
このようなことに留意しつつ、他方、世代間の不公平論が広まる土壌があることにも目配りが必要である。

負担の先送りの解消はもとより、教育現場等を含め、社会保障の意義や若い人々にとってのメリットを正しく理解してもらえるよう努力することや、若い人々の納得感が得られる全世代型の社会保障への転換を目に見える形で推進することが重要である。

なお、個々の制度の問題ではなく、こうした世代間の不公平論が広まる土壌として、若年層の雇用環境が極めて厳しい現状にあることにも留意が必要である。
また、高齢世代にも、社会保障が世代間の連帯・助け合いの制度であることを理解してもらい、社会保障を持続可能なものとしていく努力を求める必要がある。

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以上の部分はその通りである。

「何でも呉れ呉れ、税金で払え払え」の民主党が三党合意から離脱する訳である。

 

兄弟・姉妹、子供達など親族が一緒に暮らすか、近所に暮らしている老人は「東京物語」のような寂しさはあるものの、まだ良い。

 

離婚とか、未婚とか、一家離散とか、見捨てられたとかで天涯孤独の一人暮らしの老人は、けっきょくは近くの他人が気にかけるしかない。町会とか民生委員などで対応しているのが現状である。

 

訪問したり、路上で雑談したりして、私の聞いた感じだと、

老人でも年金・介護保険料は払っているので、住居費を除いた1ケ月の生活費はだいたい東京都内で5万円程度である。1日1666円。これだけあれば毎朝、モスバーガーの朝食(300円程度)を食べに来れる。

障害があると障害者手当てが都から1万5000円程度追加されるので、さらに余裕が出る。

65000円だと1日2166円である。これだけあると趣味も楽しめるし、居酒屋にもたまに行ける。先日、私も訪問先の障害者に居酒屋で奢ってもらった。

「いいですから」

「うんにゃ、ワシが出す」

の押し問答の末、「年寄りの言う事は聞くもんだ」と言われてご馳走になった。

障害者の人は他に何人か訪問しているが、健常者より明るく、ニコニコしている。これは1万5000円の差であろうか??

これらの老人達は自宅(マンション含む)を持っているので生活保護は貰えない。

自宅が無い場合は生活保護の対象となるが、その生活は・・・家持の老人達より遙かに良い。

先日、町内の食堂で老人達の雑談の中で・・・

「あの方、良い暮らししているわねえ」

「余程、若い頃、貯金したんだろうね」

「私ら年金だけですものねえ」

・・・・てな話が聞こえて来た。

その「あの方」は生活保護世帯なのだが、それを言うことは禁じられている(民生委員の秘密保持事項でトップシークレット・・・・真面目に守ってます厚生労働省の皆様)ので、聞き流していたのだが、これが現実である。

しかし、生活保護老人と月5万円老人との差は、財産があるか無いかだけである。

現実を踏まえた社会福祉の設計をお願いする。

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