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2008-03-29 00:10

消え行く東亜珈琲館



大田区長原の東亜珈琲は、洗足池への散歩の途中に良く寄っていたが、数年前に閉店した。
とても珈琲が美味しく、軽食も美味しくで、お気に入りの店だった。

ところが、品川区荏原中延の東亜珈琲も、この3月で閉店になった(写真)。
残っているのは池袋の中央店と、蒲田店だけかも知れない。
池袋の中央店は1970年頃に通っていた。
ホームページがあるから、まだ存続しているはずである。
今度、池袋を通る機会がれば、30年ぶりに寄ってみようと思う。

東亜珈琲のお店の特色は、外観の赤煉瓦。
内装は、シックな濃茶で統一されており、珈琲のメニューが多彩。
もともと、世界の珈琲を飲ませる珈琲専門店・・・という業態であった。
だから、珈琲ならとりあえず「ブレンドでOK」という客ではなく、
モカ、キリマンジェロ、コロンビア、ブルマン、コスタリカ、ガテマラ、ハワイコナ、ケニア、スマトラなどをストレートで飲み比べる客が中心だった。
池袋の東亜珈琲館は、開店当時は驚く程多くのストレート珈琲が用意されていた。

その後は、時代の流れで、珈琲の種類は減少したが、
昔ながらの専門店の味は守り、軽食の種類を増やして行った。

長原も、荏原中延も固定客が付いており、満員にはならないまでも、適当に混んでいたと思う。

閉店の理由は後継者難であろう。
経営者が老齢化しており、あまり頑張れなくなった。
そこに、昨年から人手不足でアルバイトが集まらなくなっている。
力のある外食産業はバイト代をアップさせて凌いでいるが、適当に混む程度の店は、厳しくなってきた。

今年の年度末は閉店する店が、いつもの年より多く、
それも、ある程度は繁盛している店が閉店している。



同じ荏原中延商店街の文明軒パン店。まだまだ健在だ。
以下のプログに、この店がエントリーされている。

http://aamnos.cocolog-nifty.com/all_about_mrnoone_special/2008/01/post_763e.html

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