2013-06-02 19:15

ネットと専門店

http://yuyuu.iza.ne.jp/blog/entry/3085262/

 

・・・・のエントリーへのコメント回答は遅れております。

 

現在、24時間働いているので、まとまった時間が取れないのです。

最期のコメントから所感を述べます。

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Commented by kazk さん
 

更に続きます。

 

>日本の大規模店舗の問題は、流通業者の都合で商品が並べられていることです。その中での選択です。店舗側に商品知識も提案力も誇りもありません。あそこで買物をして心の底から満足した経験がありますか?消費というのは崇高な自己実現の手段なんですよ。

 

これこそが全くわかりません。他の世界を知りませんので…そして自己実現的消費となれば小生あたりはもはや並の専門店では問題になりません。ネットというツールがなければ実現できないレベルですからもはや店舗というものの世話にはなりませんので…

 

 

・・・・店舗というものの世話にならないレベルと思われているのが貧弱で悲しい日本の流通です。それなら流通なんて無くても、メーカーと宅配便があれば済むではないですか?そして現実にそのようになっている。

 

私は今のようにインターネット販売が盛んになる前、米国のインターネット流通業を訪問しました。

 

日経ビジネスにちらほら記事が出ているが、いくら読んでも分からない。

そこで、米国滞在中に電話を直接、掛けてみる。

 

「話を聞かせてちょう」

「駄目、忙しい」

「ちょっとの時間で良い」

「20分ぐらいしか時間が無い」

「それでも良い」

 

ところが、その会社はとんでもないド田舎にあった。

行くのに片道、2時間も掛かるではないか?

2時間掛けて行って20分では、諦めるわ。

だいたい「20分しか時間が無い」というのは、

お断わりの台詞であり、のこのこ行く奴はいない。

 

トラストミー鳩山がオバマに「20分しか時間が無い」とか言われ会談を断られたが、あれも「お前には合いたくない」ということだ。

 

それでも、食事の時間を利用してまで、対面シーンを演出し、日本人記者が「日米会談」と記事を書いたのには呆れた。

 

 

トラストミーなんだわさ、鳩ポッポ

 

・・・・・しかし、私は20分でも出掛けました。

「お前は本当に来たのか?」と驚かれたけど、社長は時間を作ってくれました。

 

社長室に入ると・・・彼は壁に張ってある地図を見せる。

「この赤く塗ってある地域が、我々の攻略すべき地域である。とても広いだろう」

「確かに広いが、ド田舎ばかりじゃおまへんか?」

「そうだ、我々の商売は田舎がメインであり、だから会社もド田舎にある」

「何故、都市部は攻略地域ではないのか?」

「都市部は歴史ある数々の専門店が、がっちりと顧客管理している。1回のお客を永遠のお客にするために、日々勉強し、ありとあらゆる手法で顧客満足度向上を図ってているので、まず無理である」

「最初から諦めるのか?」

「そうではない、最初は都市部の顧客をターゲットにしたが、良い商売にはならない。売れるのは安物ばかりだ」

「何故に」

「我々は商品の実物を見せることはできない。店舗に行けば実物を見ることができる。専門店の店員のアドバイスも受けられる。

品揃えにおいても専門店はほぼ完璧であるから、二度も三度も行かないで済む。貴方も専門家なら分かるが、品物を多く在庫しているのと、欲しいものがあるというのとの間には高い壁がある」

「確かにカテゴリーキラー(量販型専門店)は、品揃えは凄いが、欲しいものは殆ど無い。店舗を見て疲れるだけだ」

「良いものは見てから買う、普通はそうだろう。ネットはカテゴリーキラーには勝てるが専門店には勝てない。実物を見ないでも大丈夫は書籍、CD、その他の規格品はネットでOKであるが、これらを販売してもつまらない」

「田舎ならネットは可能なのか?」

「店舗が少ないので可能性はある」

「確かに田舎にはウオルマートしかない」

「我々が考えているのはネットによるコンサルタント販売である。コンサルが無いと良い顧客は掴めない。そのために、この広い地域に紙の広告を打っている」

「ネットなのに紙媒体で広告を打つのか」

「普段にネットで商品購入しているユーザーだけをターゲットにしているのではない」

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ロビンソン・パットマン法で、商品の仕入価格において差別がなくなった時点で、小売店の競争は「価格」ではなくなった。価格ではなく、それぞれの「価値」による商品分野の専門化が図られた。

 

日本の市場に専門店と言えるものは少ない。

顧客も専門分野に明るいが、その顧客と対等に対話し、さらにより深く、正しいアドバイスが可能な専門店は、ごく僅かしかないだろう。

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