2013-04-29 07:07

ロシアのWTO加盟

 

 

ロシアのWTO加盟交渉のプロセスは、1993年6月にWTOの前身であるGATTへの加盟を申請し、同年、加盟作業部会(WP)が設立されたことに遡る。

その後、1995年7月に第1回WPが開催されて以来、公式WP30回実施された。

ロシアは、2006年7月に開催されたG8サミットの議長国であったことからG8サミット前のWTO加盟を目指していたが、実現には至らなかった。

 

加盟に際しては、関心を有する全ての既加盟国と二国間交渉を行って承認を得る必要があるが、ロシアは我が国を含む61の既加盟国と二国間交渉を実施した。

主要国との間では、EUとは2004年5月に、中国とは同年9月に、韓国とは同年11月にそれぞれ合意に至った。その後、インド台湾チリNZ、カナダ、スイス米国等と二国間交渉を終え、最も交渉が難航したグルジアとも201111月に終結した。

 

他方、多国間交渉の場であるWPについては、2008年8月にロシアとグルジアの間で軍事紛争が勃発した影響を受けて一時交渉が中断したことに加え、2009年6月に、ロシアが、カザフスタン、ベラルーシとの3ヶ国で構成される関税同盟としてのWTOへの参加の意思を表明(同関税同盟は2010年1月に発効)したため、WTO内での加盟検討作業が約1年間中断した。

 

その後、2010年5月にロシアが、関税同盟でのWTO加盟ではなく、同盟3ヶ国がそれぞれ加盟を目指すことを正式に表明し、関税同盟との関係も含めて、検討作業が再開した。

最終的には、201112月のWTO定期閣僚会議で加盟が承認されるに至った。

 

2012年7月にはロシア国内での加盟議定書批准手続が完了し、同年8月22日、ロシアは正式に156番目のWTO加盟国となった。

 

--------------------------------

以上は経済産業省資料より。

ロシアWTO加盟ほやほや・・・なのである。

 

 

日ロシア交渉

 

我が国との二国間交渉については、自動車関連の関税がひとつの大きな焦点だった。それまで完成車に25%の輸入関税をかけていたロシアは、WTO加盟に伴う自動車関税引き下げについて、関税を加盟1年目で35%に引き上げ、7年目に15%に引き下げる案を提示していた。

 

これに対し、日本やEU10%に引き下げるよう要求、国内の自動車産業の育成を図るロシアはこの要求に難色を示していた。

 

2004年に入って進展していた交渉は、200411月のAPEC 閣僚会合時に行われた中川経済産業大臣(当時)とグレフ経済発展貿易大臣(当時)の会談において実質合意したことによりさらに加速した。最終的には、2005年2月、自動車輸入関税について、7年かけて25%から15%に引き下げることで合意が成立した。

2005年4月に東京で行われた日露貿易経済政府間委員会第7回会合において、両国議長である町村外務大臣(当時)とフリステンコ産業エネルギー大臣(当時)の間で、日露二国間交渉の実質合意を確認した。その後、事務レベルの調整を経て、同年11月のプーチン大統領(当時)訪日時に、両国首脳立ち会いの下、正式署名が行われた。

-------------------------------

2000年以降、中国への諸外国の投資が集中したのは、中国のWTOへの加盟である。

しかし、中国は約束を守らなかった。

約束を守らないと分かれば、見放される。

特に昨年の反日デモは最悪のタイミングであり、世界の中国からの離反を決定的にした。

 

ロシアは2000年以降の中国の有様を見ていたが、この轍を踏まない上手に乗り越えられるか?それは、まだ分からない。

スポンサーサイト
  1. 露西亜
  2. TB(0)
  3. CM(2)

コメント

No title

米中同盟を突破するには日露協商が有効だ、と桜討論で言っていたが、うまく行くといいですね。
  1. 2013-04-29 11:59
  2. URL
  3. mkozuka #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To mkozukaさん
>米中同盟を突破するには日露協商が有効だ、と桜討論で言っていたが、うまく行くといいですね。

あの討論会に出てきた人達の意見に違和感を感じる部分も多かったです。
しかし、http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E4%25B8%25AD%25E5%259B%25BD/" class="keyword">中国・http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E9%259F%2593%25E5%259B%25BD/" class="keyword">韓国は信頼を失いました。
プーチンがどこまで約束を守れるか?それを世界が注目しています。
  1. 2013-04-30 10:04
  2. URL
  3. yuyuu #79D/WHSg
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する