2012-12-30 10:22

小料理屋の主人との対話

 

かつて国金だった政府系銀行へ融資の申し込みに行った帰りに、昔馴染みの小料理屋に寄った。

 

「どうも」

「やあ、お久だねえ」

 

・・・主人は御節料理の準備に忙しい。

ここの主人は内容充実、原価高すぎで・・・女将さん激怒のお御節を毎年、一万円で販売している。

 

「これは子持ち鮎。今の季節しかない食材だ。これを御節に入れるのよ・・・」

 

・・・それから借金の話になる。

 

「どうしたの、どこかに寄った帰り??}

「国金へ融資の相談」

「最近は国金も貸さなくなったね」

「そうなの」

もう、全く駄目よ。昔はねえ・・・こういう商売だとお客さん最優先だから、大きな宴会が入り、借金の返済に行けないことがあった。ちょっと遅れる・・と電話掛けてるとOKだったが、今では全く許してくれない。

少人数でやってるので、こちらも準備で多忙。それに商売には波があるものなのです。急に客が来たり、何故かこなかったり・・・・サラリーマンじゃないんだから。

こういうのを面倒見て呉れるのが国金でしょう。常に予定通りに返却できるなら、普通の銀行から借りれば良い」

「そういう融通は全く効かない」

「結局、小さな料理屋を潰そうという意図なんでしょうね」

小泉構造改革は、このような意図で行なわれたと思うよ」

「最近はね、個人営業だと店舗も借りられなくなった。だから借りているのはFCチエーンだけだよ。」

「画一化された味と、出所不明の材料・・・ああいう店しか残らない」

毎日、築地に行って料理人の目で材料を仕入れる・・・江戸の料理人は店をタタムしかない」

全ては竹中が悪いんだ」

「これで消費税が上がれば、壊滅だね」

「欧州のレストランは壊滅したからね。店で食べれば消費税20%、自炊なら食材は無税・・・これで残れる店は金持ち相手の高級店のみ」

美味しい伝統料理を、庶民の出せる価格で・・・という俺のコンセプトは・・・ついに終わりだ」

 

「今回、国金に行ったのは信用保証協会に断られたからだ」

「ああ、あそこも駄目だね。金を返せない奴が多くて、不良債権を多数抱えているらしい」

「3兆円あるとの噂もある」

景気をとことん悪くしておいて政府も日銀も何の責任を取らない・・・・それなら金なら返さん・・という人が多くなるんだよ。」

「民間の事は民間で。弱者は潰れろ、自己責任だって」

「来年は景気、よくなるかな」

「今度の首相には期待してるんだ」

「儲かったら昔のように宴会入れるからね」

「待ってるよ」

「親父さんのとこの味は最高だからね」

「ありがとう」

 

短い立ち話だけど、現場の連中は分かってるんですよ。

新自由主義が日本をメチャクチャにしたのだと。

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コメント

No title

山本七平さんが死なずに軍隊から帰れたのは、上官の部隊長(少佐)が現場を知るhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%258E%25E3%2583%25B3/" class="keyword">ノンキャリアの叩き上げだったからだと述懐した話があります。
本部からはどこを攻めろと指令が来ても「あのバカ参謀が!」と握りつぶしてくれたからだと。

エリートは地図の上、数字の上で判断するが現場を知らない。総じて陸士・陸大出身のエリート指揮官の下では玉砕が続いたようです。
竹中氏はさしずめ「バカ参謀」クラスと言うことになります。
  1. 2012-12-30 18:26
  2. URL
  3. 相模 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

ようやくブサヨを日本の要路から放逐ができかけていますが、敵は多国籍企業の手先どもですか。こいつらもサヨクと同じ頭の良い馬鹿なんですよね。学校で言われたことをそのまま信じる連中でしょう。

この最たるものが留学組のMBA上がりです。かつて日本ではこんな騎乗の学校秀才を要路につけることはなかったはずです。学校のお勉強は別として少し世間を見てから責任ある仕事をさせたものでしょう。民間は今でもそうなんでしょうが、大学とお役所はそう行かなかったようですね。
そいつらが中枢に行っておかしくしたんでしょうね。

http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E7%25AB%25B9%25E4%25B8%25AD%25E5%25B9%25B3%25E8%2594%25B5/" class="keyword">竹中平蔵は26年生まれの団塊の最後の方ですよね。アカに走る馬鹿ではなかったが、留学した頃のアメリカの流行に乗りレーガノミックスを見てニューライトですか。わかりやすいですね。白川方明が24年ですか。結局、自分の頭で考えてないんだよなあ。

どうも戦争を直接経験し生き延びた後の世代、昭和の10年前後からの世代が最後の最後に失敗し、団塊の連中がそれを救えなかったのではないか。そんな気がしてなりません。土田正顕が11年、斎藤次郎が同期ですか。

安易な世代論は禁物ですが空缶とルーピーはhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%259B%25A3%25E5%25A1%258A/" class="keyword">団塊、安倍総理が29年、団塊のバカサヨクがおかしくした後を30年代生まれが収拾するという構図がこれから社会のあちこちで見られるでしょう。

本当は軽症で住んだ怪我をある意味致命傷にしたのが連中だったのでしょうか。
  1. 2012-12-31 01:04
  2. URL
  3. kazk #79D/WHSg
  4. 編集

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