2008-01-27 16:56

下請法改正から5年が過ぎて・・・今頃出てきましたか?・

放送局の下請けいじめ、総務省が実態調査へ

放送局が優越的地位を利用して番組制作会社に不公正な取引を強いる
「下請けいじめ」の是正を目指し、総務省が実態調査に乗り出すことになった。

近く学識経験者や放送業界の関係者などによる検討会を設け、
6月をめどに取引指針をまとめる方針だ。

放送局は、番組制作の多くを制作会社に発注しているが、
契約時に書面を交わさないこともある。
番組が途中で打ち切られた場合、放送局が放送されなかった分の代金を制作会社に支払わなかったり、
自社イベントのチケットを制作会社に買わせたりするなど、「下請けいじめ」が日常化していると指摘されている。

指針では、下請けいじめにつながる違法な取引例などを示すほか、
放送局がほぼ一元的に管理している番組の著作権の帰属について、放送局と制作会社が交渉で決定するように促す。

放送局と番組制作会社の不公正な取引関係を巡っては、
公正取引委員会が現在、双方への特別調査を実施している。
放送局を監督する総務省としては、2011年7月の地上テレビの完全デジタル化をめどに、放送局と制作会社の取引関係正常化を目指している。

読売オンライン
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この記事を読んで驚くとともに、
マスコミの自浄能力の無さには呆れるばかりだ。
どうせ、そうだとは思っていたが。

下請法が改正され、規制対象にサービス委託分野が追加されたのは5年ぐらい前のことだと思う。

その年の正月に、取引先の大手企業に新年の挨拶に行くと・・・
「ところで、君の会社の資本金はいくらか?」と聞かれる。

「なんですか、藪から棒に、わが社は中小企業です」と私。

「と言うことは下請法の適用対象だなあ・・・残念。実はデザインとか、コピーライトとか、イベント企画とか、調査とかの分野でも、下請法の強化が決まったのだ。昨年末に公取の説明会があって、私も行ってきたのだが、今までのような発注の方法は採れないらしい」

「・・・というと」

「まず、発注書を出さねばならない」

「ほええ、今までのように電話で頼んだのでは駄目なんですね」
「うんだ、さらに発注書には納品日と支払日を書かないといかんのだよ」

「ひええ・・納品遅れは許されない」
「あたり前だ。蕎麦屋の出前の、今、向かっているとこですは駄目ね」

「お互いに厳しくなります」
「それだけじゃない。原則に基づいた原価計算が必要で、それには発注側も関わるらしい」
「確かに原価計算の難しい分野です」
「このデザインの原価といわれてもねえ」
「ただ、原価が出しにくいので、滅茶苦茶な価格もあり得たのも事実。高いにしろ、安いにしろ」
「考え方としては、下請けが利益を確保できるような発注額であることが必要で、当然ながら原価を割った価格で取引は駄目と言うことだ」

「そんな話、初めて聞きますが、マスコミでは報じてないですね」
「私も知らなかったので驚いた」
「なんで、そうなったのです」
「どうも、放送局が滅茶苦茶な発注をやっているらしい。特にNHKが酷いという話だ」
「ずいぶん、具体的ですね」
公取の説明会で具体的な名前が挙がっていた。説明していた人はかなり怒っていたよ」
「どのような発注なんですか」
「発注して納品しても、お金が支払われない。なぜ払われないかを聞いてみると内容が良くないので不採用になった。だから払わない・・・・。
あるいは納品しても、いつまでも検品してくれないで何年も棚晒しになっている。
あるいは、価格を明示しないで発注して、納品後に雀の涙程の金が出るだけ。嫌なら止めろと・・・・」
「滅茶苦茶ですね」
「そういう連中が居るので、我々まで面倒なことをやらねばならない」
「まあ、当方にとっては安心できますが・・・」
「4月から実施になるので、仕事の前に発注書がいくからな」
「了解しました」
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その後、事前に発注書が届くようになり、
当方も詳しい原価計算に基づく単価設定を求めら現在に至っている。


しかし、放送業界は、その後も反省の色なく、そのまま続けていたらしい。
そこで、いよいよ放送局にポイントを絞った対策が取られるようになったと言うことだ。


5年前の法改正の概要は以下のPDFファイル参照。
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/03.march/030310.pdf

 

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  1. マスコミの構造
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2008-01-25 07:50

米国ガソリン価格は・・・

米国在住のTOMTOM氏によると、現在のガソリン価格は1ガロンが3ドル程度と言う。
1ガロンは3.8リットルとすると、1リットルは79セントになる。
これを1ドル115円・・・・去年の秋の為替レートでみると91円。
現在の106円で見ると84円となる。

為替の変化で7円も差が出てしまう。

私が米国によく出張していた1995年頃は、1ドルが100円を切っていた円高時代である。
メーカー各社は「1ドル80円時代に備えよ!」と準備を進めていた。

この時期は米国に行くと、何もかも安いと感じられた。
円が強いからである。
肉も野菜も、ガソリンも、衣料も、靴も・・・・
この当時は、ワイシャツはニューヨークで購入していた。
日本で買うより、遥かに安く、また、サイズもカラーも多様で品揃えが充実していたからだ。
当時、サンフランシスコで購入した靴は、えらく丈夫で、まだ愛用している。
シアトルで購入した冬のコートは、体にぴったりで、実に着心地が良かったのだが、新幹線の網棚に置き忘れて、未だに出てこない。
住宅も安かった。
友人の家に行くと、部屋も風呂場も多数ある庭付きの家に、ゆったりと住んでいた。
日本では、とても、こんな広い家には住めないなあ・・・掃除も大変だし・・・と思った。

その後、90年代の後半から2000年に向けて円が下落。
一時は1ドル150円あたりまで行ったと思う。
当時は、米国に行くと何でも高いと感じられた。
不動産価格も上昇していた。
米国駐在員は、日本の本社から支給される住宅手当では、満足できる所に住めないので、不足分を給料から足していた。

すべてが短期間に逆転したのだ。
だから為替は恐ろしい。
2000年以降は、日本は何を買っても安い、世界でも有数の快適な都市であったと思う。
ワイシャツは東京で買うのが最も安い。靴も安い。
ソウルのロッテデパートの特売品売り場に並んでいたワイシャツも、日本より高かった。ウォン高だったからである。

今年は、この状況に変化が始まっている。
米国の不動産価格上昇が止まったのがサブプライム問題の発端であるからだ。

サブプライム問題は、金融経済のプレイヤーが相場を操作するための単なるネタなのか?あるいは、それ以上なのか??
今のところ、まだ不透明なのだが、そろそろ次の準備が必要となる。
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下の写真は1995年頃に私がロスで撮影したもの。
確かに1ガロンが1ドル49セント。今の半値である。



ガソリンスタンドにハンバーガーは付き物なのか?
このスタンドにはバーガーキングが併設されてますね。

  1. 米国
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2008-01-21 17:00

ガソリン価格の話

先日、業界の先輩と話をした。

「サラリーマンの平均給料が2万円の時代に、ガソリンはリッター100円を越えていた。それでもクルマに乗れれば、それで嬉しかったな。毎日、ワックス掛けて、室内も磨き上げていた。
今は、遥かに給料が良くなったのに、まだガソリンはリッター100円台だ。恵まれていると思うよ」

ガソリンの価格が高かったので、日本では燃費の良い自動車が求められた。
そこで、小型・高性能・低燃費の日本車が開発された。
米国のガソリンがぶ飲み車は、日本市場では売れなかった。
キャデラックもリンカーン・コンチネンタルもサンダーバードも、お呼びでなかった。

第一次石油ショックの後に、米国でも低燃費の車が求められた。
燃費規制も始まった。
そこで、日本車が米国市場で売れ始めた。

日本のガソリンの価格が安ければ、日本にはもっと米国車が輸入されていたかも知れない。
フォードもGMも、戦争前は日本工場を持っていたのだから。
日本の完成車の関税は早くから撤廃されゼロであった。
米国は長く商用車に30%の関税を掛けていた。
これはドイツとの冷凍チキン戦争の報復関税であるが、ドイツ以外の国にも適用された。

日本のガソリン価格は1980年代は150円を越えていたと思う。
その後、規制緩和が実施され、ガソリン価格はどんどん安くなった。
それまでは規制で雁字搦めであり、石油元売が新たな精製施設を作るにも許可が必要だった。輸入ガソリンも駄目だった。
規制緩和でガソリン価格は100円を切るまで行った。
そのため全国に6万軒あったガソリンスタンドは4万軒強まで減少した。ガソリン価格がダウンして採算割れしたからだ。

そして、現在の原油高によるガソリン値上げである。

原油価格は第二次石油ショックの最大ピークで1バレル34ドルである。
第一次石油ショックはスーパーマーケットからトイレットペーパーが無くなる(売り切れ)程の大パニック。
第二次の時は大就職難となり、大学を出たけれど就職が決まらない時代であった。

現在の原油価格は1バレル90ドル台なので、その3倍以上である。それでもガソリン代は2倍にもなっていない。
昔の石油ショック時の価格と同様の水準に戻った。
でも、ラーメンは当時、一杯290円程度だったと思う。
今は600円から高いのは800円である。

「今、地方のショッピングセンターには駐輪場が出来て、それがどんどん広くなっているのです。
どうしてもクルマでないと駄目な、大きな物を買うときはクルマ。
ちょっと今晩の惣菜を買うのは自転車。そのように、目的に合わせて車を使うようになった。
これはガソリン価格が上昇したためですが、それは良いことだと私には見えるのです。昔はそうでしたから」

日本でも、1990年頃はパジェロ、ビックホーン、サファリ、ランクルなどの重量級のRV車が流行した。
日本にはカンガルーが居ないのに、ステンレス製のカンガルーバーを装着したクルマだ。
当時は、サファリでショッピングセンターに買い物に行く人もいたが、今は軽自動車かコンパクトカーである。

当時、日本で流行した重量級のランドクルーザー等は、
アラブのお金持ちに大人気で、10年前に購入した車両でも100万円前後で売れる。
古いランクルを中古車として海外に売り、その販売価格で、燃費の良いコンパクトカーが購入できる。
これは日本の消費者の成熟である。

原油価格が高留まりすれば、あらゆる脱石油の技術開発が加速する。それは新しい企業を生み、経済が活性化する。
レアメタルが高騰しているので、レアメタルを使わないでも同じ効果を発揮する新技術の開発に火がついたように。
ガソリン価格の上昇は、新世代自動車の開発を加速させる。
逆に、ガソリン価格が人為的に下げられると、すべての開発スケジュールは白紙に戻るだろう。

高すぎるのは困るが、適度な価格は社会的にも有用である。

高速道路の料金も、日本は確かに高すぎると思うし、是正も必要だ。
でも、米国のように全てフリーウェイ(無料)にしてしまえば、鉄道は壊滅するだろう。
かつて大陸横断鉄道を敷いた鉄道王国の米国に、
もう、長距離鉄道がほとんど残っていないように。

南米ベネズエラのガソリン価格は1リットル5円だそうだ。
まさに水より安いが、石油が出る以外に何も無いこの国は、せめてガソリンぐらいは安くしようという政策だと言う。

しかし、この政策からは省エネ技術は生まれる訳がないのであ
る。

以下のサイトに昭和のガソリン価格と乗用車保有台数が掲載されています。

http://shouwashi.com/transition-gasoline.html





渋谷駅界隈の歩道

  1. 教育
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2008-01-21 12:21

相当な資金が流入してますね、こりゃあ・・・

今日も、朝から「株」は下がってますが、商品先物は上昇中。
大豆なんて前場2節で12限月が2100円も上昇している。
玉蜀黍も急上昇するし、粗糖もマイナスからプラスに反転。
株から資金を引き上げて、商品市場に資金が流入してますね。

金曜日のシカゴが下がっていて、今日は米国は休日ですから、昔の牧歌的な時代なら、ここはひとまず下がるところです。

ストップ高、ストップ安が連発する状態は昨年末から続いており、何が起こるか見当も付かない状態。午前中に急騰しても、午後に大幅ダウンも頻繁。

丁半博打の世界だから、上がっても、下がっても、儲かる人は儲かる。損する人は、損をする。

そして、株式も大口投資家は信用取引ですから丁半博打です。
株価のアップダウンと景気が良い悪いは全く関係ない。儲かるか、損するかだけの話。

買う人が多ければ株は上がり、
売る人が多ければ株は下がる。
売った人は、余剰資金を遊ばせて置くわけにいかないので、
他の金融商品に投資する。それで原油や穀物の急騰する。

金融商品が多様化する中で株だけ見てたのでは、何も解らんということです。
これは今、始まった事ではないけど・・・・・

  1. 日本経済
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2008-01-14 00:12

「実業の世界」のコンセプト

年の初めなので、このプログを運営する狙い、コンセプトを記しておこうと思う。

何で、このプログを始めたか?

ひとつは、新聞・テレビ・週刊誌・月刊誌を含めて、いわゆるマスコミで報道される経済・社会の分析と、我々ビジネスマンの感じている経済・社会の分析に大きな差があると感じているから。

これは、私だけではなく、多くの方が感じていると思う。
私の周囲の人と話せば「そうだよね」「ずれてるよね」と言う話になるが、もう完全に諦めムードで、いまさら問題にする人も居なくなった。
(少なくとも、就職したばかりの30年前には「どうなってるんだ」と怒る人もいたが、今では、なぜ、こうなるのかもバレているので・・・・)

実業の世界とは「金融経済」に対する「実態経済」の意味であり、
マクロ経済に対する、現場を踏まえたミクロ経済の意味である。

ミクロな世界は地域や職種に限定されていると思われるが、
実は、ミクロな現場は、他のミクロな現場と隣接しており、さらに世界にも通じている。

現場は世界と通じており、世界経済の状況が最も強く影響するのが現場なのである。

金融経済のアナリストは実態経済から抽出されたとされる「様々な指数」からマクロな分析を行うが、実態経済の分析家は、日々の商売の成功と失敗の中から、マクロな経済の動きを捕らえて行動するだけである。

このプログでは、ビジネスマンとして日々の情報収集、様々な人達との対話・討論、さらに日本及び世界各地への出張を通して、現場で拾った話を紹介する。

それは、極めて限定された話である。
世界への通底器になっているかは分らない。
ただ、こうした視点もあるという事を記しておきたいのである。


渋谷駅のホームにて。

  1. 日本経済
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2008-01-10 00:36

さらばCRT

やはりパソコンのモニターが寿命らしい。
急激に暗くなってきた。
ウインドウ98から使ってるので、もう10年になる。
寿命になるのも納得できる。

そこで、仕事の帰りに新宿のヨドバシカメラに。
「CRTのモニターはありますか?」
「もう、どこも作っていません。CRTが一番、良いのですけど・・・」

そこで液晶を見る。
以前に比べると確かに進歩している。
見る方向により差が出るのも、それ程、気にならなくなった。
それに価格も下がり17インチで3万円台。
ところが19インチでも3万円台で変わらない。
そこで19インチを購入。3万80000円程度であった。
CRTの17インチに比べると液晶の17インチは画面が大きい。
液晶の19インチだとさらに大きい。

さらばCRTである。
CRTはテレビ局などプロの領域しか残らなくなるだろう。

  1. 日本経済
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2008-01-09 23:55

初詣

初詣は毎年、町内の神社へ。
と言っても、毎月、町内の神社にはお参りしているのであるが、
新春は順序が異なる。

いつもは、
1、墓参り
2、神社へ参拝
3、お寺に挨拶

これが新春は、
1.神社へ初詣
2、墓参り
3、お寺に挨拶

となる。
この3ケ所は歩いて数分の距離にある。

新春の神社は、清々とした雰囲気がある。

今年の目標。
1.、余裕のある働き方をする
2、交際範囲のさらなる拡大
3、仕事でなくて外国に行く(休暇を取るぞ)
4、家族で食事
5、味噌汁と具について研究を深める



  1. 瘋癲老人日記
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2008-01-05 12:45

謹賀新年

けましておめでとうございます
昨年末から年初にかけて、様々な情報交換会に参加、ついでに田舎でのんびりしてきました。

自宅に帰ったのが昨晩でして、年賀状と溜まった新聞を読み、ついでに帰宅途中にヤマダ電機に寄って購入した「動画編集ソフト」で遊んでいたら、夜が更けました。
ソースネクストの「パワーディレクターエキスパート」2980円なのに素晴らしい。デジカメで撮影した動画を繋げて、DVDを作っちゃいました。これは使える。

年末の情報交換会に続き、来週からは賀詞交換会で情報交換が進むでしょう。
ビジネス的には日本のポジションは上昇してますが、
世界でも韓国と日本にしか生息しなくなった左翼勢力が、このところ、ますます元気ですから、今年も色々あるでしょう。
官僚・マスコミ・学会&学校の鉄のトライアングルによる情報操作は強いです。
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写真は昨年訪問した奈良の薬師寺です。
奈良駅から近い東大寺周辺は、今までに何回も訪問しているのですが、西大寺や、西の京の散策は初めて。
薬師寺の明るく開放的な雰囲気は、実に感動的でした。



天平9年(680)天武天皇が皇后の病気平癒を願って創建。
当初、藤原京に建立されたが、平城遷都にともない現在地に移された。1300年を経てそびえ建つ東塔は白鳳文化を代表する建造物。
正面に見える金堂には奈良時代仏教彫刻の最高傑作の1つとされる本尊薬師三尊像が安置されている。
ギリシア彫刻の影響があるとされる月光菩薩、日光菩薩のプロポーションを、じっくりと見てきました。

  1. 祖国
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