2006-12-27 23:42

ロシアの不思議

ソビエト連邦は米国と冷戦を繰り広げた大国だった。
しかし、ロシアはどうか?
人口は日本より多い1億4382万人。
国内総生産は、日本の8分の1である5814億ドル(2004)である。

ロシアは1991年に連邦共和国が発足。
その後は急速な市場経済への移行に伴ない経済的混乱が続き、1998年には金融危機に見舞われた。
(この時は、中国を除くアジアも同様に経済危機)
しかし、99年以降は石油価格の高騰を原動力に回復に向かい、今や世界一の原油生産国となった。

ロシアの乗用車販売は年間180万台規模であるが、
このうち国産メーカーは85万台、海外メーカーの現地生産が25万台である。
自動車輸入は70万台だが、その中の半分は中古車だ。特に日本の中古車が多い。

日本メーカーもトヨタ、日産、三菱がロシアへの進出を決めた。しかし、購買担当者は現地に部品メーカーもケミカルメーカーも存在しない事に驚いたそうだ。

社会主義の時代には存在していた自動車工業は何処に行ったのか?
ソ連の自動車メーカーは、部品から製造する一貫工場で、市場競争が存在しなかった時代は、それでも成り立った。
ところが自由主義経済になると、巨大な一貫生産工場は、消費者ニーズに応える事が出来ず、海外メーカーの輸入車との競争に敗れて倒産。
国産自動車メーカーが潰れたので、その一部であった部品工場も存在しなくなったのだ。

ロシアの平均給料は1万5000円程度。ボーナスはないので年間18万円程度だが、でも、これは中国よりは良い。

一方、中国では、今年は新車販売700万台。日本市場より新車が売れている。
ほんまかいな・・・と思わざるを得ない。

中国の実力はどの程度なのか。
ソ連も崩壊する前は超大国に見えた。
今は、石油の値上がりで、なんとかなっている、
世界一の産油国でしかないのである。

中国も、就業別人口割合で見ると第一次産業が一番多い農業国なのだが・・・



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2006-12-26 17:56

成熟期の精神



幼年期が終わり、少年期が過ぎて、青年期までは、
背が伸びます。体重も増えます。筋肉も発達します。
でも、成人に達すると、もう背は伸びません。
青年期のように食べ続けると、お腹に贅肉が付いてしまいます。

青年期は体は成長しています。でも、そんなに楽しい時期ではありません。
青春・・・素晴らしいようですが、やる事が多くて、時間も金も無い時期です。
やはり、素晴らしい時期は、成人に達してからです。
成長のために栄養分を回す必要はないのです。
果実を賞味し、美酒を味わう時期です。
そんな年齢になったのに「背が伸びない」と不満を言ってどうする。

さて、上のグラフは日本のGDPの推移です。
これで見ると、日本経済は1995年までは成長期であることがわかります。
1990年代は「失われた10年」と言われますが、この10年間の間に64兆円もGDPが伸びています。
64兆円といえば台湾より多く、インド韓国より小さいレベルです。中国インド韓国を除き、他のアジアの国々のGDPは、日本の失われた10年に成長した分より少ないのです。欧州でも一部の大国を除けば、同様です。
日本経済は1995年以降は成長が緩やかになり2000年からは止まりました。止まったと言っても、減少したわけではなく、高いレベルで停滞しているのです。

ようやく人生を楽しむ時期が来たのに、青年期の諸国を羨んでどうするの。青年期なんて何も良い事ありませんよ。

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2006-12-24 11:29

中国のクローン技術

年末に情報交換した某大手企業の重役との対話。
提携先を探すために、以前、中国の工場を見せてもらった時の話。

ドイツ製の素晴らしい工作機械が数台並んでいたんだよ。でも、それには驚かなかった」
「へえ、何に驚いたのですか」
「こちらを見てくれ」と言われて、別の工場棟に行くと、先程、見た工作機械がズラーっと並んでいた」
「金があるんだ。儲かってますね」
「いや、並んでいたのは中国製だ。ドイツの工作機械をバラバラにして、部品を図面化して、型をつくり、再生したんだよ。まさにクローン機械だ」
「昔は容易に図面が造れなかったので、このような事は不可能でしたが、今は3Dスキャン等を使い、物から図面を造るのは簡単ですからね。コンピューター技術の発展の結果です」
「製品があればクローンは出来る。製品は売らないわけに行かないからね。でも製品を見本にしてクローンを作られたら、たまらないね」

3次元測定→形状をスキャン→
CADモデリング→2D図面作成

こんな測定器が100万円以下で販売されているのだから・・・・。どうしようもないわねえ。



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2006-12-20 08:35

説得力あるポジションペーパーが書ければ一流だ

今後のビジネス環境を生き抜いていくために必要な幹部の能力。
それは、公正な概念を内部に持っている事が前提であるが、これと合わせて重要なのが「自分のポジションを明確に伝え、交渉する能力」である。

複雑な利害が絡むビジネス環境の中では、第三者的な立場は在り得ない。
そのようなニュアンスが発言の中に感じられたら、もう信頼を失う。
評論家のような発言をしていたら、この人間はなんら決定権を与えられていないと見なされる。
決定権の無い人間に、無駄な時間を費やすのは全くの時間の労費であり、具体的に担当者の人件費の損失である。取引先は怒り、立ち去る。
しかし、自分(自社)の立場を主張するだけなら、誰でも可能である。
言うだけなら誰でも出来る。言い放ってお仕舞い・・のような議論に誰も付き合わない。
そこで、自分の立場を相手に理解させ、説得する能力が必要なのである。

説得力は、どのようにして鍛えられるのか?
自分の立場を認めてもらう代わりに、
相手の立場も認めねばならない。
そこから、次にステップとなる。
公正の概念が生きてくるのである。

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2006-12-20 08:14

ビジネスマンの年末

11月末から国内出張が続き、ようやく一山超えました。
思い浮かぶだけでも、熊本、神戸、新潟、仙台、名古屋、水戸
その他は、もはや記憶の彼方・・・

それにしても、更新が止まったのに、
プログの順位はそれ程、落ちないのは、
様子を見に来てくれる方がいるからでしょう。
本日より、ちょぼ、ちょぼと再開いたします。

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