2016-01-06 19:53

裏手の山は全て貧民街 

今日はブラジル時代の友人がやってきた。
話しているうちに映画「黒いオルフェ」をまた見たくなった。

あの素晴らしいコパカバーナ海岸は、実は砂を運んで作った人口海岸である。
その隣がイパネマの海岸で、その隣がレグロン海岸、さらに少し離れてサン・コンラドの海岸。
いずれも、素晴らしい海水浴場である。
海岸の後ろは近代的なビルの立ち並ぶオフィス街であったり、マンション群であったりする。
しかし・・・・その後ろの山の手は、いずれも貧民街となっている、
ブラジルのほぼすべての大都市および中規模都市の裏手は、山の上の方まで貧民街が続いているのである。
ボサノバの名曲、「イパネマの娘」は、イパネマ海岸近くのバーに、
いつも母親に頼まれて煙草を買いに来る美少女にインスピレーションを受けて作曲されたっものだが、
このイパネマの裏手には巨大貧民街が山の上まで続いている。



コパカバーナの裏手も同様。
「黒いオルフェ」の主人公は市電の運転手であるが、あの市電は山の方に向かって走る。
曲がり角で速度を落とすと子供達が飛び乗って来るので、速度は落とさないで曲がるので乗客はたまらない。
しかし、それでも子供たちは生活が掛かっているので満員の市電に飛び乗り、乗客から時計や財布を奪い逃げてゆく。
満員電車で身動きできない乗客は諦めるしかない。
そして、山の上の方まで続く貧民街の様子は映画「黒いオルフェ」に記録されている。
建物は非常に建て込んでおり一軒一軒が狭く、当然にことながら無断で建てられた違法住宅である。

ここの住民は定職に付かず、時々、海岸の出稼ぎに行く。
富裕層も貧民も、裸(水着)になってしまえば区別は付かない。
コパカバーナの海岸でも、富裕層の紛れて、彼や彼女は海水浴を楽しみながら荷物泥棒をやる。
お花畑&能天気な日本人&ドイツ人観光客は
財布、カメラからパスポートまで奪われて、文字通りの丸裸にされる。



しかし、それでも女性は美しく、音楽は素晴らしい。
「黒いオルフェ」の中で、貧民街の最上部の山の上で、主人公がギターで演奏する「カーニバルの朝」を聞けば
財布を取られた怒りも・・・やがて忘れてしまう。








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2014-04-16 10:38

晩年のバーデン・パウエル

晩年のバーデン・パウエルの演奏 

 

O Astronauta

 

 

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2014-04-15 22:22

悲しみのサンバ  老いたるバーデン・パウエル

私がバーデン・パウエルを知ったのは1970年頃。
偶然、レコード屋で見つけて、聞いてみると実に良い。
何回、聞いても飽きないので、毎朝、珈琲を飲みながら聞いていた。
友人に「バーデン・パウエルって知ってるか?」
と聞くと「彼は超絶技巧のギタリストとして有名だ」と言う。
(この友人は後に小説家になった)

バーデン・パウエルは1937にリオ・デ・ジャネイロ生まれた。
父親は靴屋であるが、音楽もやっていたらしい。
息子は、父の影響で最初にバイオリンを習い、4歳の時にギターに転向する。
そして15歳になってナイトクラブ等で演奏して日銭を稼ぐ。
19歳の時、
サンバ・トリスチ(悲しみのサンバ)を作曲する。
これがヒットして一躍有名になる。

1960年にブラジルに新しい音楽の潮流としてボサ・ノバが生まれる。
バーデン・パウエルは、アントニオ・カルロス・ジョビンジョアン・ジルベルト等と、初期ボサ・ノバの創始者となる。

1970年以降、バーデン・パウエルは活躍の場を欧州に移す。
その後、20年間は欧州に在住して演奏活動を進めた。
映画
「男と女」のサウンドトラックの製作なども行う。

晩年、体調を崩したパウエルは、故郷のブラジルに帰る。
2000年9月26日に肺炎の為にリオデジャネイロで死去。

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1970年頃のバーデン・パウエルはエネルギッシュで、私にはそのイメージしか残っていない。
しかし、彼は晩年まで演奏を続けていたのである。

YOUTUBEに以下の映像を見つけた。
まずは、若い頃のパウエルから晩年のパウエルの演奏写真を構成した動画。

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大きなコンサート会場での「悲しみのサンバ」。若い頃の演奏

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そして、老境に達したパウエルの「悲しみのサンバ」
19歳の時に作曲し、おそらく何千、何万回、歌っている曲を、静かに歌うパウエル。実に心に沁みます。

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最後に「ブラジルの肖像」と言う曲です。
こうした静かな曲も数多く作曲しました。


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2014-04-13 22:59

おいしい水

アストラット・ジルベルトの最初のソロアルバム。

カルロス・ジョビン作曲の「おいしい水」です。

 

  

黒いオルフェ(カーニバルの朝) 

 

 






>>おいしい水の続きを読む

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2012-08-05 22:06

ジョアン・ジルベルト Desafinado

 

ボサノバの創始者の一人、ジョアン・ジルベルトの歌うDesafinado(音はずれ)。作曲はアントニオ・カルロス・ジョビン

中学時代、この曲を最初に聞いた時、ガーンとやられました。

力を抜いた中にある美しさ、優しさ。

自分の生き方も、この曲を聴いたことで、変わったかもしれません。

 

 

ゲッツ・ジルベルト」での演奏。

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2011-07-03 18:32

コルコバド

「ゲッツ・ジルベルト」はレコードで何回も聞き、CDが出た時のは、買い換えて、いまだにお気に入りの1枚である。

 

この中で、アストラットが歌っているのは、イパネマの娘とコルコバドの2曲のみ。

メインで歌っているのはジョアン・ジルベルトである。

このジョアンのボーカルが実に良い。

 

ジョアンのボーカルがあって、アストラッドのナチュラルな声が映えるのである。 

 

コルコバドはアントニオ・カルロス・ジョビンの62年の作品。

 

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